【菊花賞】中距離ならミッキースワローは世代トップレベル

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⑥着でも見せ場たっぷり

 ⑥着ながら“負けて強し”の好内容だったのは3番人気ミッキースワローだろう。

 勝ったキセキ、⑦着アルアインと人気を分けた形だが、レースはかなり苦心したものだった。

 スタート直後は出して行っても思うように進んでいかず、逆に1周目の下り坂で勢いがついてしまう。先頭から11番手の外めを走らされたのもあってか、その後のスタンド前では鞍上が手綱を引っ張り、頭を上げるシーンもあった。

 極力、ロスは避けて、スタミナを温存しておきたい淀の長丁場。この時点でマイナス材料をつくってしまう。さらに、2周目の坂下でも少し力む場面も。だが、下り坂でジワジワと進出。4角3番手で直線を向くとしっかりと脚を伸ばし、ラスト1Fでは先頭に立ちそうな勢いも見せた。

 最後はスタミナ切れとなってしまったが、見せ場十分の⑥着。キセキのM・デムーロが「前にノリさん(横山典騎手)がいて目標にしていた」と振り返ったように、競馬の形としては完璧だったか。ただ、勝ち馬とは気性的な若さを少しのぞかせたところと、距離適性の差が出てしまったということだけだろう。

 この馬のウリは前走のGⅡセントライト記念①着で見せた上がり3F33秒4の末脚。それも、坂を上りながらラスト1F10秒台を使った究極の瞬発力だ。

 この日は雨が激しく降り、不良馬場で自慢の末脚の威力はそがれ、この馬が求める舞台とは真逆の状況だった。それでの直線で先頭を争うシーンはかなり評価ができる。

 軽い芝での中距離戦なら、誰もが驚く大仕事がイメージできる――そんな敗戦だったのではないか。

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