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【チャンピオンズC】ダート王道路線の近未来予想図

春秋連覇ゴールドドリームは次も〝買える〟のか

 チャンピオンズCを制したのは名手ムーアのゴールドドリームだった。

 今年2月のフェブラリーSを制覇。だが、その後はドバイWC⑭着、帝王賞⑦着、そして南部杯では出遅れもあって⑤着と好結果が出なかった。

 そこで、陣営もひと工夫。昨年のチャンピオンズCは武蔵野Sをステップにしたためテンションが上がって惨敗したが、今年は間隔をあけての参戦。さらにゲート練習に加えて、リラックスして素直になる効果もあるというプール調整も取り入れ、巻き返しを期していた。

 その下地を生かし切ったのがムーアだ。

「勝てる自信はあった」

 レース後にそう涼しい顔で話していた名手が、ゲートの悪さをこの馬としては許容範囲におさめて、前後半3Fが36秒2=36秒2とイーブンペースの先行決着の中、唯一差し込んでの勝利。脚をしっかりためた鞍上がうまくこの馬の爆発力を引き出したということだ。

 これでゴールドは同一年のフェブラリーS&チャンピオンズC(旧JCダート)制覇に。これはウイングアロー、トランセンドに続く史上3頭目の快挙だ。

「小回りだと足りない」(平田師)

 それだけに来年は砂の王者としての走りが、JRAのみならず、地方統一GⅠ、さらに海外でも期待されるが、「JRAの競馬場はいいけど、地方の小回りなんかだと足らないところも。真のチャンピオンにはそこを克服しないとね」とは平田師。

 確かにJRA以外では5戦0勝。さらにムーアがうまく御した今回はマシだったとはいえ、いつもムーアが乗れるわけではないし、ゲートや気難しい面がまた出てしまう可能性もある。

 それらを完全に克服しないことには、本当の意味での“王者君臨”とはいえないのではないか。

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