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【チャンピオンズC】来年、テイエムが頂点に立つ可能性も

 97年のアインブライド以来となる“フルキチ”20年ぶりのGⅠ制覇は、惜しくも首差ならなかった。それでもテイエムジンソクの②着は大健闘といえよう。

 今夏最大の上がり馬とはいえ、まだ前走で初めて重賞を勝ったばかり。しかも今回が初の左回りで、1番人気に推されたプレッシャーもあっただろう。それでも、1番枠からマイペースで逃げた古豪コパノリッキーは、ゴール前で完全に競り落としている。

 結果的にゴールドドリームの末脚に屈したとはいえ、古川は「初のGⅠで堂々とした競馬。勝ちに行って差されたのなら仕方がない」と話したように、決して人気に恥じるような競馬ではなかった。

 大箱でガチンコ勝負の中京GⅠで正攻法の勝負をして勝ち負けできたのは、この馬のポテンシャルの高さを証明した。今回は敗れたとはいえ、人馬ともに悲願のGⅠ勝利はそう遠くないと感じさせた②着だった。

最強7歳世代は急失速か

 コパノリッキーが9番人気③着と最先着した7歳勢。4番人気アウォーディーが辛うじて⑤着と掲示板を確保して、2番人気のサウンドトゥルーは展開の不向きもあり、⑪着止まり。

 昨年はサウンド=アウォーディーが①②着したこの7歳世代。一時は芝路線のキズナ、ロゴタイプ、エピファネイア、ラブリーデイを擁して“最強世代”とも言われてきた。

 ダート路線でもGⅠ10勝のコパノリッキーを筆頭にサウンド、アウォーディーの主力組に加え、今年のGⅠフェブラリーS②着馬ベストウォーリア、交流GⅠ帝王賞②着馬クリソライトが、まだまだ第一線で競走生活を送っているが、年が明ければもう8歳。そろそろ衰えがきて、世代交代の波が訪れている感は否めない。

 コパノは次走暮れの東京大賞典でGⅠ11勝の金字塔を目指す。消耗の激しい芝馬よりも、比較的、競走生活が長いと言われるダート馬だが、寄る年波に勝てないのは仕方のないところ。

 これから東京大賞典→川崎記念→フェブラリーSとダートのビッグレースが続く。かつての栄光から過度な期待を持つより、冷静に分析して、馬券購入に役立てたいところである。

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