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【東京新聞杯】リスグラシュー牡馬一蹴

久々の3勝目

 適条件、成長曲線がピッタリとマッチした勝利といえるだろう。GⅢ東京新聞杯は4歳牝馬リスグラシューが牡馬を蹴散らして、2歳10月以来、およそ1年3カ月ぶりの勝利を飾った。

 くしくも、前回の勝ちと同じ東京マイル戦。スタートこそ出負け気味だったが、すぐにリカバリーして道中は7番手を追走。昨年は距離延長もあり、③②⑤③②⑧着と勝ち切れないでいたが、これまでと違ったのは折り合いに苦労しなかった点だろう。

 前半4F47秒6の遅い流れでもこの馬のリズムで走れたからこそ、直線で軽く仕掛けてからの反応が素早く、残り1F地点では先頭に。レースの上がり3Fが11秒1―11秒0―12秒0の瞬発力勝負。それを楽々と抜け出して、後続の牡馬を退けたのだから、マイル適性の高さをも示した一戦といえる。

これがハーツクライの成長力

 この中間は坂路で4F49秒8の1番時計をたたき出したように、馬体のパワーアップは顕著で、馬体も輸送を挟みながらも最高体重の448キロ。さらには、レースでも馬群を割って出てきたことは今までにはなかったことである。

 このあたりは明け4歳でハーツクライの晩成の血が目覚めてきたのだろう。ハーツ産駒は4歳1~3月の重賞成績がこれで〈64315〉、連対率・357。最も脂が乗り始める時期というのが今なのだ。

 今回の勝利で同舞台で行われる5月のGⅠヴィクトリアマイルの最有力候補に。それどころか、さらには6月の牡馬混合戦、GⅠ安田記念までも視界に入ってきた。

 ようやく“春”が訪れたリスグラシュー。その先も前途洋々なのは間違い。

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