【フェブラリーS】念願かなえた陣営の深謀遠慮 ノンコノユメ差し切り

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 今年最初のGⅠ、注目のフェブラリーSはノンコノユメが制した。

 ゴールで測ったように首差だけきっちり差し切ったノンコ。これまで3歳時にジャパンダートダービーで交流GⅠ勝ちはあったが、JRAでのGⅠ勝ちは初めて。これは馬だけでなく、人もそう。管理する美浦の加藤征師にとっても02年の開業以来、うれしいJRAのGⅠ初勝利となった。

 この勝利には同師の大胆な“戦略”もあったかもしれない。

 3歳時の交流GⅠ制覇後も同年のチャンピオンズC、そして4歳時のフェブラリーS、帝王賞とダートGⅠで銀メダルが3回。成績を残していながら、さらにステップアップを目指して帝王賞後に思い切って去勢手術を施した。

去勢手術、思い切った休養で充実度アップ

 去勢されたということは将来的な種牡馬としての価値はその時点でなくなってしまう。稼ぐには出走を重ねて走りに走るしかない。にもかかわらず、昨年のフェブラリーS⑦着後は「どこか悪かったわけじゃないけど思い切って休ませよう」という師の思いから約9カ月もの休養へ入った。この“我慢”が実を結んだということ。

 戦列復帰後3戦目の根岸Sで2年2カ月ぶりの美酒、それもレコード勝ちだった。それまでのきゃしゃなイメージではなく、自身最高馬体重での出走でボリューム感もアップ。これまでと充実度が明らかに違っていた。それがフェブラリーSでの強靭な末脚につながってきたのだろう。

 師が深謀遠慮で大事に育てたことで、完全にひと皮むけることができたノンコ。今後もダートの大舞台で鬼脚炸裂が期待できそうだ。

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