木津信之
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木津信之

携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

【日曜中山11R・中山記念】ディサイファ田中勝 気合満点

公開日:

 中山記念に出走するディサイファの1週前取材で、乗り役が田中勝に決まったと聞いた時に少し違和感を覚えた。46戦目にして初めてのコンビになるからだ。

 小島太師にその疑問を率直にぶつけてみるとこんな答えが返ってきた。

「勝春がかわいくて仕方ないんだよ(笑い)。だから、オレの最後の重賞を任せたいと思ったんだ」

 先週終了時点で小島太厩舎の騎手別成績を見ると、1位は蛯名の77勝②着57回で断然だが、2位は田中勝の重賞2勝(02年七夕賞=イーグルカフェ、02年札幌2歳S=サクラプレジデント)を含む48勝②着52回。数字からも重用されていたのが分かる。

 師の思いは本人も重々承知。それだけに、この一戦にかける気合は並大抵ではない。

小島太師に有終Vを

――今回の騎乗依頼を受けた時、率直にどう感じましたか。

田中勝騎手「ここにきてなんでオレなんだよ、オレじゃなくてもいいんじゃないか、とか思ったよ。いろんなものを背負わされた感は否めないよね(笑い)。でも、最後の宝物を託されたんだから凄くうれしかったってのが正直なとこかな」

――ですよね。今週の追い切りで初コンタクト。坂路で4F51秒9―12秒3の好時計をマークしました。

「最後にステッキを一発入れて追っておいただけなんだけどね。反応が良かった。9歳って年齢を感じさせないほど元気が良くて肌つやもいい。素直で乗りやすかった。乗り味も凄く良くて、さすが重賞を何個も勝ってるなって思ったよ」

――レースはどんなイメージで臨みますか。

「行く馬もいるし、それを見ながらになるだろうね。流れにも乗りやすそうなタイプでもあるし。敏感なところがあるので、その辺には気をつけて乗りたい」

――小島太師との思い出もいろいろあると思います。

「だね。その中でも一番はやっぱりサクラプレジデントだよな(03年皐月賞②着)。レース後、いつもは怒られるんだけど、あの時は何も言われなかったんだ。さすがに言えなかったんだろうね。元ジョッキーだけに気持ちを分かってくれたんじゃないかな。ありがたかったよ。オレの婚姻届の保証人になってもらったように家族だと思ってるんだ。こっちが勝手にだけど(笑い)。だからこそ責任重大。いい結果をプレゼントしたい」

 

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