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【阪急杯】ダイアナヘイロー逃げ切りを後押しした数々の幸運

福島師ラストを飾る豊マジックだけじゃなかった

 阪神で行われたGⅢ阪急杯は結果的に大団円だったか。勝ったのは福島厩舎の武豊ダイアナヘイローだった。

 引退するトレーナーにとっては先週がラストウイーク。ダイアナを管理する福島師にとって、もちろん最後の重賞出走。そんな大事な一戦で見事な首差の粘り勝ちだ。

「最後は競馬の神様にお願いしました」

 レース後にそう話したのは武豊。一方、福島師は「(神様じゃなく)豊君にお願いしながら見ていた」と振り返った。

 そのわずかにしのぎ切った重賞制覇の裏にはさまざまな幸運もあった。

 まずハナを主張することが予想されていたアポロノシンザンが出負け。スタート後は最内枠から一瞬、ニシノラッシュが行く気を見せたが、それをスッとかわして、願ってもないマイペースの先行策が取れた。

 さらに1番人気モズアスコットは17番枠で外を回る競馬。GⅠ馬レッドファルクスは内めの6番枠でいったん下げて、結局は外へ持ち出しての差し込みだった。そう、開幕馬場でスイスイと最短距離を走れたダイアナにとっては、それだけで大きなアドバンテージがあったということ。

 しかも、当初は前走のシルクロードS後は京都牝馬S出走のプランも一時はあったが、馬場悪化で阪急杯に回ることに。本来ならこの日、武豊はエアスピネルで中山記念へ遠征予定だった。それがエアの回避でタッグ継続。昨夏に4連勝で重賞取りに導いた名手は、この馬の良さを一番分かっていたからこそ、今回も持ち味を全て引き出せたのだろう。

 女傑イクノディクタスや14歳まで98戦も走ったミスタートウジンなど、数々の個性派ランナーを管理していた福島師。

「夏女とか、終わったとも言われたけど、そうじゃない。いい形で(ダイアナヘイローを)送り出せるよ」と話していた師にとって、思い出深いラストデーになったはずだ。

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