【弥生賞】完勝ダノンプレミアム 本当に死角はないのか

公開日:

 皐月賞の最重要TR、GⅡ弥生賞は1番人気ダノンプレミアムの完勝で終わった。

 今回もこの馬のセールスポイントがすべて出た完璧な競馬だ。いいスタートを切り、逃げたサンリヴァルの2番手をスッと取った。4コーナーでは馬場のいい外めに出すほどの余裕まで。川田は結局ノーステッキ。これで重賞3連勝を含む4戦4勝である。

 中山コース、距離とも無事にクリアした以上、死角らしい死角はなかなか見えてこない。

 では、皐月賞もダノンプレミアムで決まりなのか――。過去の歴史は決してそうではないことを物語っている。

 01年以降、弥生賞→皐月賞を連勝したのは01年アグネスタキオン、05年ディープインパクト、10年ヴィクトワールピサだけ。17頭のうち、ほぼ半数の8頭は馬券圏外に消えているからだ。

 そう、同じ競馬場、同じ距離であるにもかかわらず、意外にこの2つのレースは結びつきが弱い。

 ダノンプレミアムにも“重箱の隅”と言われるかもしれないが、死角はある。

ハイペース、外めの枠、初の中5週

 今回は5F61秒5のスロー。4馬身ほど後ろの2番手はベストポジションだった。皐月賞ではこんなにペースが遅くなることはないだろう。

 また、外のサンリヴァルがハナに行った際、少し行きたがる面も。好位置につけられるセンスがアダになり、むしろ、ハイペースに巻き込まれる危険だってありうる。

 また、この4連勝はいずれもひとケタ馬番。今回の9番枠が最も外である。いくらスタートセンスが良くても、かなりの外枠を引けば多少のロスはあるだろう。

 また、川田、中内田師ともに挙げた課題が「前向き過ぎる面が出たので、そこが抜けてくれれば」というもの。これまでは必ず2カ月以上レースをあけていたが、皐月賞は中5週になる。テンションの面でも、疲労回復の面でも次は初めて“詰まった”ローテだ。

 今回のレース内容はあまりにも完璧だった。ただ、それでも勝てると言い切れないのが1冠目の皐月賞だ。これらが杞憂に終わるか、現実になってしまうか。その答えは4月15日に出る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    伊集院静氏が指摘 今の65歳から80歳が日本をダメにした

  2. 2

    巨額税収減に負け惜しみ連発…小池知事がさらけ出した無能

  3. 3

    小橋健太さんが明かす 先輩レスラーたちの凄まじい飲み方

  4. 4

    13勝左腕ガルシアと破談…怒り心頭の中日が疑う“巨人の影”

  5. 5

    鳥谷は4億で大山は微増の3000万 若虎たちの嘆きを聞け 

  6. 6

    フジ月9「SUITS」 視聴率“2ケタ死守”ほぼ確定も残る不安

  7. 7

    世論調査で内閣支持率一斉下落…肝いり政策がそろって不評

  8. 8

    中日から強奪は“吉”か 虎入り確実ガルシアに3つの懸念材料

  9. 9

    M4~5級が異例頻発…南海トラフ地震「1~2年後」と専門家

  10. 10

    数字残して当たり前…阪神FA西に浴びせられるドギツい洗礼

もっと見る