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【高松宮記念】アドマイヤムーン産駒ばかり馬券になる異常な馬場

15年②着ハクサンムーン、17年①着セイウンコウセイ。そしてファインニードル

 今年のGⅠ高松宮記念を制したのはファインニードルだった。

「スムーズなスタートでいい感じで前半進んでいました」

 道中は手綱を取った川田の言葉通りに、先行勢を見ながらプレッシャーのかからない外めをうまく追走。しっかり脚がたまった分、直線でははじけた。

 最後は先に勝ち態勢をつくっていたレッツゴードンキを鼻差だけとらえたところがゴール。ファインにとってうれしいGⅠ初制覇になった。

 と同時に、勝負服は世界でおなじみの“ロイヤルブルー”。そう、2週前にモハメド殿下から、「ゴドルフィン」名義になって初のビッグタイトルである。

 思えばファイン自身はダーレージャパンファームの生産馬。父はアドマイヤムーンで、現役時代に40億円とも言われたビッグマネーでゴドルフィン陣営が購入。引退後はダーレージャパン・スタリオン・コンプレックスで繋養されている。

 そのムーン産駒の高松宮記念勝ちは実は初めてではない。昨年の覇者セイウンコウセイもそう。他にも13年③着、そして15年②着のハクサンムーンも。高松宮記念で産駒は〈2114〉と半数が馬券になっている。

 中京は12年に新装オープン。坂ができて、直線も長くなった。

 その12年の高松宮記念は1分10秒3の決着で、まだ路盤がしっかりしていなかった面はあった。だが、翌年はあの世界のロードカナロアでさえ、1分8秒1。そして翌年は不良馬場で12秒台、15年は8秒5で、昨年は8秒7。異様な高速馬場になった16年を除けば、スプリントGⅠにしては時計が平凡だ。きのうも1分8秒5の決着である。

 少しでも中間、もしくは当日に雨があると、発表が“良”でも芝がボコボコしてしまうのが今の中京。最終週とあってはなおさらだ。

 そんな馬場への適性が高いのがアドマイヤムーン産駒ということか。この傾向は忘れずに頭に入れておきたい。

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