木津信之
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携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

【大阪杯】松岡ウインブライト乾坤一擲の勝負

公開日:

人馬の絆は固い

 松岡はウインブライトについて、デビュー前から「凄い素質を持っていますよ。ゆくゆくは大舞台に行ける馬」と高い評価を与えていた。

 とはいえ、成長度合いや故障などで思うようにいかないケースも多い。そんな中、このコンビはさまざまな経験を積み重ね、ついにGⅠタイトルに手が届くところまでやってきた。

 それだけに人馬一体となって、乾坤一擲の勝負に出る算段だ。

「中山記念の時よりさらにデキを上げています」

――中山記念のレースぶりを振り返ってください。

松岡騎手「状態そのものが凄く良かったので自信を持っていました。スタートが決まって、いい位置で運べたのも大きかった。折り合いも完璧でしたよ。こちらが押し付けたというか、出していた課題をすべてクリア、なおかつ結果を出せた会心のレースでした」

――この中間も速い追い切りにはすべてまたがっています。雰囲気を教えてください。

「レース後の立ち上げでは、ここ3走の中で一番いいですね。ダメージが少なかったからでしょう。まず2週前は長めからサラッと(ウッド6F87秒4―41秒6)。1週前の先週はいつものように併せ馬で負荷をかけました(6F82秒4―38秒4、1F12秒6)」

――今週はモヤの中での追い切りでした。

「動きは見えなかったと思いますが、先行する2頭を見ながらの形。併せてもよかったんですが、3~4コーナーで少し速そうだったので、最後は単走の形でゴールしました。時計は70―40ぐらいで脚色はG強め、感触は“A”(笑い)。中山記念の時よりさらにデキを上げていますね」

――ここにきてレースぶりが安定してきました。要因は何でしょう。

「弱いところがあったんですが、“時間が解決してくれる”と考えて厩舎サイドと相談しながらじっくりやってきたのがよかった。特に背腰に力がついてきたのは大きい」

――ついにGⅠへたどり着きましたね。

「このご時世、ずっと同じ馬を任せられて一緒にGⅠに臨めるなんて珍しいですよね。それも厩舎やオーナーの理解があってのもの。もちろん自分自身の思い入れも強い。どのコンビよりも人馬の絆は固いと思っているので、ブライトを信じていい結果を引き出せるよう頑張ります!」

伏兵で何度も重賞V

 松岡は03年にデビュー。3年目の05年にウイングランツのダイヤモンドSで初重賞を獲得し、その後も途切れることなく毎年、重賞Vを積み重ねている。今年の中山記念が31勝目だ。

 1番人気=7勝、2番人気=3勝、3番人気=4勝と上位人気でも結果を出しているが、伏兵の活躍も目立つ。5番人気=5勝、6、8、9番人気=2勝、10番人気=3勝といった具合。2つのGⅠ勝ちは07年ヴィクトリアマイルのコイウタ、09年天皇賞・春のマイネルキッツで、ともに12番人気だった。ここのウインブライトも妙味がたっぷりある。

 

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