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【大阪杯】剛腕ミルコの真骨頂スワーヴリチャード2段ロケットで初GⅠ獲得

行って押さえてまた動く

 大阪杯を制したのはスワーヴリチャード。待望のGⅠタイトルを手に入れた。

 もちろん、勝利の立役者はM・デムーロ。神がかり的な騎乗だった。

 課題を残す右回りで、枠も決してプラスにならない8枠15番。さらに、スタートのタイミングが合わず、1コーナーを回る時は後方2番手とポジションを下げた。道中のペースも落ち着き、前半5Fが61秒1。この流れを瞬時に察知し、一気に動き出す。あっという間に先頭に立ち、直線ではもう一段ギアを上げてペルシアンナイトの猛追を振り切った。

「芝が長くて外、外を回るとダメ。それで、前に行って内に入れた。直線でも手前を替えてくれたんで、“これなら負けない”って思ったよ」

 鞍上は笑顔でこう振り返った。

 暮れの有馬記念は内にもたれて④着。この敗戦をムダにはしなかったということ。前哨戦の金鯱賞を勝った直後も「有馬記念のようなレースはしたくない」と繰り返していた。大一番できっちり修正してくるあたりはさすが。これぞ“剛腕ミルコ”の真骨頂といえるだろう。

 馬も叱咤激励に応えてみせた。休み明けをたたいて、馬体重はマイナス4キロで516キロ。きっちり絞ったことで、より動ける体に仕上げてきた。陣営の執念が実った格好となった。

 古馬中距離路線はレースが充実しており、可能性は限りなく広がっていくはず。今後も第一線で安定した活躍が期待できそうだ。

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