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【皐月賞】⑤着キタノコマンドール大きな大きな鼻差

負けても収穫

 1~3番人気に推されたワグネリアン、ステルヴィオ、キタノコマンドールの3頭はいずれも馬券圏外に沈んだ。

 ①~③着馬の4角通過は5番手以内。追い込みが利きづらい展開の中、人気の3頭は4角で12、13番手の大外から。後方で牽制しあったことで、仕掛けが遅れた感も否めなかった。

 ラストは猛追してきたものの、時すでに遅し。ステルヴィオが④着で鼻差⑤着がキタノ。ワグネリアンはゴール前で挟まれる不利もあり、⑦着に敗れた。

 果たして、この3頭は次のダービーで巻き返しがあるのだろうか。

 もちろん、ステルヴィオ、ワグネリアンともに広い東京に替わるのは好材料。しかし、最も“収穫あり”で1冠目を終えたのはキタノコマンドールだろう。

 というのも、ダービー出走の賞金ボーダーは一昨年が1500万円で、昨年は1750万円。キタノは現時点で1400万円だから、微妙な状況だった。

 それが、今年からダービーの優先出走権が見直され、皐月賞は④着以内→⑤着以内に拡大。⑥着グレイルとの鼻差の接戦で競り勝ったことで、大きく道がひらけたのだ。

 しかも、まだキャリア3戦。初の長距離輸送がありながら、プラス12㌔と体を増やしていたことを思えば、良化の余地も十分残している。

 今回は回避したダノンの存在もあるだけに、世代の頂点の行方はまだまだ分からない。

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