【NHKマイルC】ケイアイノーテック藤岡佑が代打で大外一気

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苦節15年のGⅠ制覇

 今年の3歳マイル王はケイアイノーテック。手綱を取った藤岡佑にはうれしいGⅠ初制覇となった。

 今年でデビュー15年目。新人当時には年間35勝を挙げて最多勝利新人騎手に輝いたり、2008年にはキャリアハイとなる、年間75勝を挙げたこともあったが、その後はケガとの戦いも。14年には他馬に蹴られて頭蓋骨骨折。15、16年にも骨折……。近年は思うように成績が上がらなかった。

 それが今年は絶好調モードに突入。1月にいきなり8勝を挙げると、2月には11勝。そして3、4月と勝ち星を積み重ねて、4月終了時点では27勝。昨年は36勝だったから、これまでにないハイペースで勝ち星を量産していたのが分かる。

 重賞でもクリンチャーで京都記念、そして日経賞はガンコでV。皐月賞では9番人気サンリヴァル②着で波乱を演出するなど、好騎乗が目立ったいた。

 そしてNHKマイルCはこのケイアイノーテック。当初は武豊が乗る予定だったが、騎乗停止によって回ってきた“ピンチヒッター”だった。

「スタートから行き脚がつかなくて」

 レース後はそう振り返っていたが、それでも今年“ノリノリ”の男は違う。「腹をくくって」後方でじっくり脚をためる作戦に切り替えると、直線は迷いなく、進路を外へ。道中でうまくコンタクトを取っていたからこそ、爆発力があった。メンバー唯一の33秒台の脚を引き出して、見た目にも鮮やかな勝利を決めたのだからお見事だ。

 13年には約半年間、フランスに渡って腕を磨いて現地で勝利も挙げるなど、技術向上への意欲は以前から非常に高かったジョッキー。それがようやく実を結んでのGⅠ初制覇だったか。ひとつ勲章を取って殻をぶち破っただけに、今後もその騎乗ぶりには注目が必要かもしれない。

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