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【ヴィクトリアマイル】強運を生かし切ったジュールポレール

〝18番目〟から一気に頂点へ

 今年の古馬マイル女王に輝いたのはジュールポレールだった。

 昨年のヴィクトリアマイルでは③着。GⅠ初出走でも見せ場十分だったが、今年は先頭でゴールイン。重賞初制覇をこの大舞台でやってのけた。

 その裏には“強運”があったことも確かだ。その昨年のヴィクトリアマイル後は準オープン特別の勝利はあったものの、秋のエリザベス女王杯は⑯着。そして今年の始動戦となった阪神牝馬Sは⑤着止まり。ここまで賞金を加算することができなかった。

 だからこそ、管理する西園師は賞金加算へ向けて阪神牝馬Sから中1週で「福島牝馬Sを使うことも考えた」と話していたほどだった。

 だが、そのローテーションで使ってしまえば、肝心のところでオツリがなくなるとあって、師は本番へギリギリで出走できる方に懸けたのだ。

 それが“吉”と出た。登録馬はちょうどフルゲートの18頭。しかも、出走馬決定順は18番目。そう、もし、賞金持ちの1頭が出走に踏み切っていれば、このGⅠ制覇はなかったどころか、ゲートインさえかなわなかったのだ。

 出走できたことに加えて引いた枠順にも運があった。先週の東京は土曜が“超”のつくほどの高速馬場。日曜は雨の影響で稍重になったとはいえ、決着時計は1分32秒3。同じ稍重の昨年より1秒6も速かったのだ。

 時計が速くなればなるほど、インを通るに越したことはない。その中で内めの偶数4番枠は願ってもないところだったといえる。

 そんな運が味方したとはいえ、勝てたのは力をつけたからこそに他ならない。この先のジュールポレールの走りには注目していきたい。

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