【日本ダービー】ルメール M・デムーロ またダービーを取る!

公開日:

 いよいよ今週は競馬の祭典、85回目を迎える日本ダービーだ。ジョッキーの勢いに注目。今年のリーディング争いは15年にJRA入りしたルメールとM・デムーロのたたき合い。先週終了時点で63勝と61勝。ずっとトップを走っていた後者を先週、前者が逆転している。勝率が・233と・223、連対率が・389と・399、③着内率が・522と・524。信頼性はやけに高い。



 当然のように中身も濃い。ルメールはアーモンドアイの桜花賞、オークスの2冠など重賞6勝をマーク。負けじとM・デムーロも大阪杯のスワーヴリチャードなど重賞7勝といった具合。ファンにとって何とも頼りになる2人が頂点を目指す。ともに大観衆を前にした感動をすでに味わったことがある。それをもう一度――。






待ちに待った舞台ステルヴィオ末脚一閃

 ステルヴィオのルメールが語る。

「皐月賞はいつものように進んでいかなかった。距離が延びていいと思うし、ダービーは競馬がしやすいです」

 そして、こうも。

「サウジアラビアRCでは外を回ってよく伸びていました」

 なるほど、昨秋の東京、サウジアラビアRCはダノンプレミアムの0秒3差②着に敗れたものの、上がり3F33秒5はメンバー最速。2番目が34秒2だから、ただ1頭、目を引く末脚だった。

 もともと“切れ味”は凄い。

 昨年6月の東京でのデビュー勝ちも、もちろん最速の上がり。これまでの6戦はいずれも1~2番目に速い数字をマークしてきた。

 その持ち味を生かしてスプリングSでタイトルホルダーに。GⅠでも朝日杯フューチュリティS②着、皐月賞④着だ。

 待ちに待った東京の大舞台へ向けて、状態もマル印がつく。

 レース後は放牧へ出すいつものパターン。5月11日に帰厩し、先週水曜はルメールが騎乗して感触を確かめた。

 時計はウッド6F81秒7―38秒1、1F12秒3。楽々と1馬身先着のフィニッシュ。

「疲れは取れています。放牧先でも緩めてないしいい休養になったと思いますよ」(土田助手)

 JRA重賞60勝、GⅠ16勝のルメールはサトノダイヤモンドとのコンビで16年の菊花賞をV。初めてクラシックで先頭ゴールを果たした。

 17年にはソウルスターリングでオークスを制すると、レイデオロでダービーも。今年もアーモンドアイで桜花賞、オークスの2冠奪取に成功。

 ダービー連覇は長い歴史の中でも過去に98、99年の武豊、07、08年の四位と2人だけ。名手ならあっさりやってのけていい。







ゲートイン成功の運もキタノコマンドール上昇曲線

 大きな鼻差だった。キタノコマンドールの皐月賞⑤着である。


 昨年暮れのデビュー戦を制し、今年初戦のすみれSで2勝目。続いて1冠目に挑戦した。

 レースは後方から。3角から大外を回って追い上げたが、4角を4、5、2番手で回った馬が①~③着した展開。最速タイの上がり3F34秒8でもさすがに届かない。

 結果は勝ち馬エポカドーロから2馬身、1馬身4分の3、首、鼻差の⑤着。⑥着とも鼻差だった。敗れたとはいえ、今年から皐月賞の①~⑤着にダービーへの優先出走権が与えられることになり、ギリギリで頂上決戦へのゲートインを決めた。

 大激戦の今年は賞金ボーダーが高い。

 何と2000万円で18番目。1400万円のコマンドールは昨年までなら、どこかトライアルを使わざるを得なかった。

 その必要はなく、照準はここ一本。放牧を挟んで5月1日に戻り、入念に乗り込まれている。

 2週前にはびっしり併せ馬。先週もCウッドで厩舎の先輩GⅠ馬ペルシアンナイトを加えた3頭併せを敢行した。

 6F82秒3―37秒7、1F11秒7。遅れはしたが、ハードに鍛えられているのはいい。

 池江師も「相手が相手ですから。以前はあれほど動かなかった。それがGⅠウイナーに並びかけるところまでいった。成長力があると思いますよ。コズミもだいぶマシになっている」と明るい表情で話す。

 もちろん、前走のレースぶりからも広々とした東京に替わるのは大きなプラス材料だ。

 前走が初コンビだったM・デムーロが再度、手綱を取る。

 JRA重賞で80勝、そのうちGⅠは25勝を占める。ダービーは03年ネオユニヴァース、15年ドゥラメンテと2勝。3度目の美酒へ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    肺病の赤ん坊に客が1stクラスを 母親の感謝投稿に圧倒共感

  2. 2

    熱愛ゼロの草食ぶり…新垣結衣は私生活でも獣になれない?

  3. 3

    志村けんの「酒・カネ・オンナ」68歳の優雅な独身貴族生活

  4. 4

    “質問無視”連発の河野外相 政治資金で「外食三昧」の日々

  5. 5

    セクゾ松島もパニック障害…ジャニーズで病欠が相次ぐワケ

  6. 6

    キンプリ早くも「嫌いなジャニーズ」に…なぜアンチ多い?

  7. 7

    実力は和牛でも…霜降り明星「M-1優勝」のメンタルを分析

  8. 8

    賀来賢人「今日から俺は」が日テレドラマのトップ走るワケ

  9. 9

    事件、退所、病気…ジャニーズ内の光と影が鮮明だった一年

  10. 10

    13勝左腕ガルシアと破談…怒り心頭の中日が疑う“巨人の影”

もっと見る