【ダービー】王道を行ってレースは正攻法狙って取った福永ワグネリアン

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 競馬の祭典、日本ダービーを制したのは福永ワグネリアン。逃げ粘る皐月賞馬エポカドーロをゴール前で半馬身差とらえ世代の頂点に立った。

 高速馬場に加えて、前半3~5F36秒0―48秒4―60秒8のスロー。逃げた皐月賞馬と[3][2][2]のコズミックフォースが②③着だから、後ろからではまず届かないシチュエーションだった。

 そんな中、スタートを決めると、すぐ内にいたジェネラーレウーノの後を追って前へ。後方待機で不発に終わった皐月賞から一転して[5][6][4]と好位から運んだ。

「引っ掛かる恐れもありましたが、ポジションを取りに行きました。うまく馬の後ろにつけられ、あの時点でいける感触はありました」

 福永が振り返ったように、勝ちにいくにはこれしかない、渾身の“勝負乗り”が実った。

 完璧だったのはレースだけではない。

 オーナーの金子真人氏はこれで何とダービー4勝目。友道師とのタッグでもマカヒキで16年に勝っている。

 大舞台の勝ち方を熟知している陣営だけに、さすが狙いどころを分かっているということか。

 3連勝で昨年の東スポ杯2歳Sを勝った後は、朝日杯FS、ホープフルSといった2歳GⅠは眼中になし。早々と放牧で年内休養→弥生賞から始動を発表した。

 春3戦目に大目標に臨む王道ローテーション。前2走は中山コースが合わずに②⑦着だったが、それも全てはここで最高の結果を出すための布石にすぎなかった。

 さて、見事に平成最後のダービー馬となったワグネリアン。もちろん、競走馬としてのゴールはここではない。近年は11年オルフェーヴルを最後に、その後もGⅠを勝ったダービー馬はなし。故障や早い時期の海外遠征のダメージが尾を引くケースが非常に多い。

 やはり強いダービー馬が存在感を示してこそ、GⅠ戦線は面白い。

 ワグネリアンもまずは無事に秋を迎えて、先輩のマカヒキ、レイデオロを超える走りで競馬界を牽引してほしい。

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