【安田記念】スワーヴリチャード 秋は適舞台で頂点狙う

公開日: 更新日:

懸念材料クリアも③着まで

 0秒1差③着に負けはしたが、力を示した一戦だったといえるのではないか。

 前走に続き、1番人気の支持を集めたスワーヴリチャード。二千メートルの大阪杯を制して、GⅠ馬となっての参戦だったが、今回は距離適性よりも得意の左回りを優先したもの。決してピッタリの適鞍というわけではなかったからだ。

 マイル戦はデビュー11戦目にして初めて。それに近い千八でさえ、3歳2月のGⅢ共同通信杯①着から遠ざかっていた。千六の速い流れ、出遅れ癖、大跳びながらも最内枠……とクリアしなければならない課題は多かった。だが、それらの懸念材料を次々にクリアする走りは見せた。

 スタートを決めると楽に5番手の好位で追走。前半3~5F34秒2―56秒8の超激流をものともせずに、4角から直線にかけては手綱を押さえて抜群の手応え。使った上がりは3F33秒9。残り100メートルの地点では先頭に並びかけたほど。

 最後の最後で力尽きてしまったが、それでもタイレコードの快記録で0秒1差③着なのだから、好内容といえよう。

 現時点では左回りの方がより力を発揮できる舞台なのだろうが、能力の高さは言わずもがな。今回の走りにより、千六から中距離戦、さらにはアルゼンチン共和国杯勝ちや有馬記念④着と長距離まで対応できるオールマイティーぶりも示した。

 秋には天皇賞、ジャパンCといったベスト条件の大舞台も控えている。“負けて強し”だった今回を糧に、現役最強馬の座を狙う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メジャー野球もチクリと イチロー引退会見で露呈した本音

  2. 2

    事実上のクビ…イチロー現役引退の裏にマリナーズとの暗闘

  3. 3

    新元号の有力候補やはり「安」が? すでに皇太子に提示か

  4. 4

    作家・吉川潮氏が分析 イチロー引退会見で感じた“不快感”

  5. 5

    指導者に興味なしイチローにオリックス「オーナー」就任案

  6. 6

    北海道知事選で“客寄せ” 進次郎議員の露骨な「争点隠し」

  7. 7

    安倍首相「内定率は過去最高」はいいトコ取りの目くらまし

  8. 8

    広瀬すず「母性ダダ漏れ」と意欲…朝ドラ“初母親”への心配

  9. 9

    巨人“脆弱な救援陣”で開幕へ…昨季二の舞へ致命的とOB指摘

  10. 10

    V候補の星稜は…センバツ初戦「勝つ高校」と「散る高校」

もっと見る