木津信之
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木津信之

携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

菊沢 若手有望株 〝ニュー一樹〟を見せる

公開日:

 水曜朝、馬上から「おはようございます!」と聞き覚えのある声で、元気いっぱいに挨拶をされた。振り向けば、そこには菊沢の姿があった。

 冗談めかして、「栗東からもう帰ってきたの?」と聞くと、こんな答えが。

「今週デビューする2歳馬(日曜東京5Rのトーセンジェロニモ)の感触を確かめに来たんです。栗東に腰を据えて1カ月も経ってないんですよ。まだ帰ってくるわけないじゃないですか(笑い)」

 明るくハキハキした口調は以前のまま。しかし、顔つきは心なしか精悍さを増したようだ。今、騎手としての経験値をグングンと上げているに違いない。

 そんな若手有望株が今週は土日ともに東京で騎乗。そのラインアップには大駆けを狙える馬もスタンバイしている。

――栗東に拠点を移した週に3勝の固め打ち。▲3キロ減から△2キロ減になりましたね。
菊沢騎手「もうちょっと早くならなければいけなかったんですが、ケガが続いてなかなか達成できなくて。まずはホッとしました」

――来週からは函館に参戦するとか。デビューした16年以来ですね。
「ええ。あの年はいい馬にたくさん乗せてもらっていたのに結果を出せなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。でも、今度は自信があります。小回りコースで最大の武器になるような積極策を持ち味にするべく、技術を磨いてきましたから。“ニュー一樹”をお見せしたいですね(笑い)」

――そのためにもまずは今週勝ってアピールしたいところ。1Rはレインボーボニート。4走前には自身が乗って⑥着と健闘しました。
「いいスピードを持っていますよ。ひとたたきで気合が乗ってきたと聞いていますし、前、前で運んで勝たせたいですね」

――12Rのミッキーパパイアは昇級戦になります。
「相手は強くなりますが、通用すると思っています。前々走は時計も遅かったし、半信半疑でした。でも、前走は一気に3秒も詰めて勝ってくれました。しかも、最後はノーステッキでプッシュだけで抜け切ったんですよ。最後、まだ余裕があって物見をしていたぐらい。古馬とは斤量差があるし、1キロ減の50キロならチャンスあるはずです」

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