【クイーンS】ディアドラ外から豪快に差し切り

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地力強化を証明した価値あるテッポウV

 札幌で行われた牝馬のGⅢクイーンSは1番人気ディアドラが圧巻Vを決めた。

「結構、楽勝でした」

 レース後、涼しい顔で当たり前のように話したルメールの言葉通りだった。

 前半は後方2番手も、3角を過ぎてから徐々にエンジンを吹かしつつ、4角では7番手に。そして直線は圧巻の走りだ。大外から一気に突き抜けて残り1F過ぎにはもう“勝負あり”。最後は3頭が首+首のタイム差なしで②着争いを繰り広げている中、ディアドラはその3馬身も前にいたのだ。

 この「3馬身差」は2000年に札幌競馬場での混合戦となって以降では最大着差タイ。さらにラスト3Fも次位に0秒7差もつける33秒7だから、抜けて強かったといえる。しかも、今回はドバイ遠征からの帰国初戦。今年でいえば、ドバイ遠征組ではマテラスカイが帰国初戦を勝ったものの、シーマクラシックのサトノクラウンや、同じターフに出走したヴィブロスはGⅠだったとはいえ、連対に至らず。他にも欧州遠征後のサトノダイヤモンドなどが結果が出てないように、非常に調整が難しい中でのもの。

 さらに言うなら、3歳の昨年は惜敗が続いたこともあってなかなか賞金が加算できず、使って使ってGⅠ出走にこぎつけて秋華賞制覇を成し遂げた馬。デビュー以来、4カ月もレースをあけての出走も初めてのことだった。

 次は札幌記念を視野に入れつつ、秋は天皇賞も考えられる。心身ともに成長を思わせたディアドラなら、大仕事をやってのけるかも――。そんな可能性まで感じさせる勝利といえよう。

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