【札幌記念】わずかな隙間見逃さなかった福永のファインプレー 勝負を決めたサングレーザーのマイル適性

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 夏の大一番、GⅡ札幌記念は2番人気サングレーザーが差し切って重賞3勝目を飾った。

 レースは最内1番枠のマルターズアポジーが先手を奪うものの、真ん中からネオリアリズム、大外枠アイトーンも出ムチを入れて前へ。2、3F目が10秒4―11秒5で、前半3Fは34秒4。力の要る洋芝で、稍重馬場を考えるとかなり速い。

 サングレーザーは中団の内めを追走。前に馬を置いてガッチリと折り合いをつけた。勝負どころで外の各馬が上がっていくが、サングは前が壁で動けずポジションを下げる格好に。それでも、残り100メートルでサクラアンプルールとサウンズオブアースとの間を突くと、一気に抜け出してゴール前はマカヒキを鼻差とらえてみせた。

「4角では出るところがなかったが、慌てずに我慢。直線は何とか1頭分のスペースに潜り込めました。ビッシリ追えなかったけど、馬が頑張ってくれましたね」

 とは福永。わずかな進路を突いた鞍上のファインプレーも光ったといえよう。また、②③着のマカヒキ、モズカッチャンと違い、こちらはマイラー。“一瞬の切れ”という最大の武器を生かし切った。

 次走は未定だが、「二千をこなして選択肢が広がった」(福永騎手)となれば、秋の盾取りも見えてきたということか。

ダービー馬マカヒキも完全復活

 また、ダービー馬マカヒキも②着に敗れたとはいえ、4角は大外を回る王道の競馬。いったんは先頭に立つ見せ場をつくり、復調気配をアピールした。

 ③着モズカッチャンもこれまで休み明けは⑦④着だったが、上がり最速の3F36秒0でタイム差なしまで詰めた。

 上位勢にとってはそれぞれ秋に向けて、明るい材料が見えた一戦だったといえる。

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