【北九州記念】アレスバローズはスリープレスナイトになれるか

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CBC賞からの連勝

 小倉で行われた「サマースプリントシリーズ」第4戦のGⅢ北九州記念を制したのはアレスバローズ。前走のCBC賞に続いて、重賞連覇を果たした。

「失敗してたので(乗せてもらって)感謝です」

 レース後にそう話したのはうれしい重賞初制覇となった菱田だ。

 振り返れば昨秋までアレスはお手馬だった。それが11月の福島戦で直線はラチ沿いの狭いところへ突っ込み、1番人気で⑩着。その後、騎乗機会がないまま過ぎて、久々に手が戻ったのが今回だ。

 スタートを決めてロスなく誘導すると、直線も内をうまく立ち回っての抜け出し。最後はスプリント戦なら完勝といえる1馬身半差で、めぐってきたチャンスをきっちりとモノにした。

 鞍上の好騎乗もあったとはいえ、アレスも力をつけている。CBC賞は大箱で坂のある中京。そして今回は平坦小回りの小倉と全く違う舞台での重賞連勝だからだ。

 これで楽しみになったのが秋競馬。「スプリンターズSへ直行の予定」と角田師だ。

 では、その大舞台での可能性はどうなのか。実は夏重賞で2勝以上を挙げて秋にGⅠも――というパターンは少なく、2勝したサマースプリントチャンピオンでいえば歴代8頭いるが、疲れが出るのか、その後にGⅠを制覇した馬はなし。シリーズが始まった以降で、チャンピオン以外の2勝馬だと、08年スリープレスナイト、11年カレンチャンが同年スプリンターズSを制した例はあるが……。

 記録的な猛暑が続いた今夏。アレスも目に見えない疲労はいかほどか。本番まで十分に間隔を取れるのはプラスだが、直前の気配はいつも以上にチェックが必要だ。

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