【月曜中山11R・セントライト記念】ブレステイキング好配当
3日間競馬を締めくくるのは菊花賞TRのセントライト記念。春の実績馬や夏の上がり馬が激突する。その中、大谷記者が狙うのは――。
ブレステイキングが秋初戦を重賞制覇で飾る。
「去年の秋から今年の春にかけてはカイバ食いが細かったし、体質的にも弱かったんです。素質だけで走っていた感じでしたね」
森助手が振り返った通り、デビュー戦の時点では484キロ。そこから徐々に体重が減り続けて、前走時は470キロでの出走だった。
そんな状況の中でも2走前のプリンシパルSではコズミックフォースの②着。ここにも出走してくるダービー③着馬に、上がり最速の33秒6で頭差まで迫ったのだから、潜在能力の高さは疑いようがない。
ダービー切符こそ逃したものの、休み前の前走では一千万でも②着の実績がある降級馬チャロネグロを相手に完勝。きっちり賞金を加算したことで、夏場は放牧に出して秋へと備えることができた。
この充電期間が成長を大きく促すことに。
「ひと夏越してカイ食いが良くなりました。精神面、肉体面ともに成長。ようやく素質に体が追いついてきましたね」
確かなパワーアップは今週の追い切りからもうかがえる。
ゼーゲンと古馬クラシコを相手に3頭併せの最内で、1頭だけ持ったまま半馬身先着。「火曜で488キロ」とひと回り大きくなった体で、動きにも春にはなかった力強さが加わった。
常勝軍団の期待馬が開花
ディープ産駒で母シユーマはサンチャリオットS(英)、EPテイラーS(加)と2カ国のGⅠ勝ち。好素材が揃う東の常勝軍団・堀厩舎の現3歳世代の中でも、もともと能力は高く評価されていた良血馬だ。
それだけに、秋は飛躍に向けて、かかる期待は大きい。まずはトライアルのここで結果を出し、GⅠの大舞台へと駒を進める。
3連単は頭固定で手広く。馬単はプリンシパルSで先着を許したコズミックフォースを厚めに買いたい。