木津信之
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木津信之

携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

【スプリンターズS】ワンスインナムーンGⅠ奪取だ

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斎藤誠師の恩に報いる

 石橋は今年も絶好調。

 もともと騎乗技術には定評があり、例年40勝前後をコンスタントに挙げていたが、昨年はキャリアハイとなる67勝。一気に関東のトップジョッキーとして頭角を現した。

 今年も勢いが衰えることなく、先週まで59勝。このまま順調にいけば自身の年間最多勝を更新することはほぼ確実だ。

 そんな石橋を「脩はうまいよ」と当初から買っていたのが斎藤誠師。06年の厩舎開業から295勝を挙げており、騎手別の勝ち鞍でトップは石橋の30勝。言葉通りに重用してきたことが数字面からも明らか。

 それは当人も承知。恩に報いるためにもGⅠタイトルを奪取すべく、静かに闘志を燃やしている。

石橋「前向きさを感じ取れたのが一番」

――3走前、自身が手綱を取った函館スプリントSは⑧着でした。敗因は洋芝ですか。

石橋騎手 「いえ、精神面にあったように思いました。いつもの粘りがありませんでしたから。その前の京都牝馬Sも感じたんですが、香港帰りの影響なのか、つらいところがあったのかも。いい頃の気迫を感じられなかったんですよ」

――ということは、メンタルが鍵になりそうですね。

「ええ。でも前走、自分は乗っていませんでしたが、速いラップを踏みながら勝ち切ったので、もしかしたらいい頃に戻ってきたのかもと思っていたんですよ。その通りで、ケイコに乗って確信しましたね」

――2週続けてまたがって、先週はウッドで長めから直線いっぱいに追って6F85秒0―40秒0、1F12秒4。今週は坂路4F51秒5―37秒6、1F12秒2の超抜時計をマークしました。

「併せ馬で抜けてからの反応が良かったですね。手綱を離したらスッと行ってくれました。攻め馬は常に動くので、それだけでは良し悪しの判断がしづらいんですが、ここ2週とも雰囲気が良く、前向きさを感じ取れたのが一番ですね」

――昨年は③着。今年は金星を狙いたいですね。

「あの時はペースも落ち着いたし、うまくいきましたからねえ(苦笑い)。それでも、通用するスピードを持っているのは分かっているし、年齢的な衰えは全く感じない。懸念材料だった気持ちも戻ってきたので、いい結果を出せるように頑張りたいです」

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