【菊花賞】ビッグ配当演出中 怖いぞ一千万勝ち上がり組

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勢いは重要

 ここ10年の菊花賞を見ると、“勢い”は重要なファクターの一つ。実績が低くても、何度もアッと言わせている。

 09年には一千万の野分特別を勝ち上がったばかりの8番人気スリーロールスがGⅠ初挑戦で鼻差の押し切り。②③着が7、6番人気で3連単31万6950円のドリーム馬券となった。

 翌10年は兵庫特別勝ちのビートブラックが13番人気で③着。7人→1人→13人で33万8840円もつけた。昨年も阿賀野川特別勝ちのポポカテペトルがやはり13番人気で③着して、1人→10人→13人で55万9700円に。

 ほかにも、13年には兵庫特別勝ちのバンデが3番人気で③着逃げ粘り。14年も五百万平場、支笏湖特別を連勝中のゴールドアクターが7番人気で③着といった具合だ。

 10年間で一千万特別V組が5頭、馬券絡みしている。配当的妙味がたっぷりなだけに、穴党は見逃せない。

 今年は4頭がエントリー。その中でも五百万、一千万を連勝中の東西2頭をピックアップだ。

東はグロンディオーズ 2週続けてハード追い

 東のグロンディオーズは今年2月にデビュー。まだキャリア4戦だが、スケールの大きさを感じさせる。

 経験を積みながら、夏の新潟で一千万特別を勝ち上がった。前走の信濃川特別は初めての古馬相手でも臆することなく、堂々とした走り。

 ゲートを出てから3番手をキープし、前を射程圏に入れる形で直線へ。ゴーサインに反応すると、大きなストライドでグングン伸びて3馬身もの差をつけた。

 田村師は「出遅れる傾向にあるんで、ルメールには“もしそうなったとしても、押して前のポジションを取ってほしい”って、かなり強くリクエストしたんだ。穏やかな性格で引っ掛からないのがいいところだし、期待通り」と振り返る。

 その後はノーザンファーム天栄にリフレッシュ放牧へ。

 9月27日に帰厩し、1週前にはウッドで5F65秒0―36秒4、1F12秒3の好時計をマーク。最終追い切りも手を緩めず、3頭併せで5F64秒8―36秒8、1F12秒2と攻めてきた。

「ここが秋の最大目標なんで、きちんとやった。状態に関しては文句なしだよ。スタミナがすごくあるし、血統的に三千が長いということにはならない。それに、スーパースター(モレイラ騎手)がこの馬を選んでくれたのは光栄。気に入ってくれると思う」

 マジックマンの腕も借りて、淀の長丁場を乗り切りたい。

西はゴドルフィンの刺客アフリカンゴールド

 一気にブレークしたのが西のアフリカンゴールドだ。

 昨年暮れからのデビュー3戦は⑨④⑥着と結果を出せなかった。ところが、2カ月半の休養を挟むとガラリ一変。4月の未勝利を鼻差で制し、メルボルンTで②着。夏には古馬相手の渥美特別で2馬身半差の快勝。さらに、秋初戦の兵庫特別では2番手から4馬身差の圧勝劇を演じた。

 西園師が明るい表情で話す。

「前回はクラスが上がったのに、逆に競馬は楽だった。ホント、力をつけたよ。以前と違って、落ち着きが出てきたんだ。それが好結果に結び付いている」

 中間もすこぶる順調。

 すぐに乗り出され、レース10日後の先週金曜にはCウッドで長めから時計を出せたほど。きのうも6F88秒3―38秒6、1F11秒8で元気いっぱいに駆け抜けた。

「渥美特別を勝った後、真夏に無理させたくなかったんで、新潟はパスして放牧へ。前走からここは予定通り。今週もいいフットワークで、最後の伸びが良かった。楽しみにしているよ」

 半兄のアフリカンストーリーは14年ドバイワールドCをコースレコードでV。血統的にも期待は高い。その兄も所属した“チームゴドルフィン”はファインニードルが春の高松宮記念に続いて、秋初っパナのGⅠスプリンターズSを制している。

 今週も鮮やかなロイヤルブルーの勝負服が沸かせるか。

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