薮中泰人
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薮中泰人

競馬予想家としてこの道40年オーバー。そのうち、本紙予想は30年以上も経験。ゲンダイ競馬ファンにはお馴染みの西の重鎮で、馬を見る目は今もなお冴えわたっている。

【ジャパンC】今度は出遅れない スワーヴリチャード頭勝負

公開日:

 アーモンドアイの最終追いは素晴らしかった。特に目を引いたのが前脚の動き。可動域が広がり迫力満点だった。

 そんな怪物牝馬を負かすのは大変なことだが、可能性がないわけではない。オークスは同世代の牝馬が相手だった。今回は屈強な古馬、男馬との戦い。ロードカナロアの血の限界が露呈しないとは言えない。

 そこを突くのがスワーヴリチャードだ。

 前走の天皇賞はとても印象の悪い負け方。見せ場らしい見せ場がなかった。片やアーモンドアイは輝かしい3冠達成。印象度の差が今回の評価につながっている。

 しかし、前走は考えられないアクシデントだった。スタートの出遅れは想定内とはいえ、痛かったのは右横のマカヒキとの接触だ。少し内にヨレ気味に来たから体当たりされた形。これでバランスを崩し、馬群から取り残された。

 同じ出遅れでも、春の大阪杯は挽回が利く出遅れ。前回は馬群から離れたことで完全に戦意を喪失した。まったくの参考外としていい。

 レースで走ってないからダメージはなかった。馬体面で攻める必要がなく、中間は精神面を重視した調教。2週にわたってM・デムーロがまたがった。折り合いがうまくいった証拠に、ゴール前の反応が違った。そう、閉じ込めたエネルギーを実戦で爆発できる仕上げだ。

 もちろん、東京二千四百はハーツ産駒が得意にする舞台。スワーヴ自身もダービー②着、二千五百のアルゼンチン共和国杯を楽勝している。

 ちなみに、古馬になって連続して出遅れたことが一度もないのがスワーヴ。怪物的に強かった春の大阪杯を決して忘れてはならない。

 馬券は3連単で勝負。

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