武田昌已
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武田昌已

月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋20年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評があり、ついた名前が「数字大王」。GⅠウイークにはデモクラTVのコメンテーター担当。

正直言って感動した 早く海外でのアーモンドアイを見たい

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 秋の天皇賞が終わった後、このコラムで「レース・オブ・ザ・イヤーとも思う」と書いた。その前に「現在のところ」とはしたものの、もちろん、これは訂正。間違いなく18年最高のレースは先週のジャパンCだ。

 正直言って感動した。涙すら出そうになった。それぐらい凄いレースだったと思う。

 レースはウインテンダネスが行くかと考えていたが、もちろん、「スタート次第ではキセキのハナも」と。今回も川田はこちらの想像通りの競馬をしてくれた。

 前半4Fまではスローで48秒2。だが、そこから11秒7―11秒8―11秒7と“11秒台後半ゾーン”に突入。そして残り5Fからは11秒4―11秒4―11秒0―11秒4と、“肉を切らせて――”のラップを刻む。

 1800通過が1分46秒2で、2000㍍1分57秒2は自身の天皇賞・秋より0秒2遅いだけ。2200通過に至っては2分8秒6で、日本レコードよりはるかに速い。

 だから、キセキとて凄い。しかし、まさかその上がいるとは……。

 アーモンドアイは殺人ラップを楽々追走し、持ったままで坂を上がってくるではないか。強いのは分かっている。しかし、その強さは考えていたところのはるか上をいったのだから、もはや脱帽。もう国内で走る必要はない。早く海外でのアーモンドアイを見たい。

 キセキは“助演”どころか主演男優賞で、完全に競馬のスタイルを確立した。③着スワーヴリチャード、④着シュヴァルグランは前には少し離されたとはいえ、2頭ともに2分21秒5で走破。怪物不在の有馬記念で前進に期待する。

 さて、JCのみならず、他のレースでもとにかく時計、もしくは上がりが速いのが先週の競馬の特徴だった。「とにかくインは硬く感じる」というジョッキーのコメントも聞いた。

 大一番の1つ前、10RウェルカムSは前半4Fが50秒1の超スロー。後半3Fが10秒9―10秒9―11秒3という上がりだけの競馬になった。こうなると出番がない(?)のが瞬発力勝負では見劣る“マイネル”の馬だ。

 3歳馬マイネルファンロンはGⅡスプリングSで③着がある実力馬。ただし、ステイゴールド産駒ということもあり、明らかに決め手比べよりは地力勝負型だ。当然、こんな流れは合わない。

 しかも、最内枠で脚がありながら進路を探し、少し外めに持ち出すロスが。これは次走、重賞好走の中山ならドカンと勝負できるかも。

 ダートでは土曜9Rカトレア賞を勝ったメイクハッピー。ラスト4Fは13秒0―12秒8―12秒2―12秒0とゴールまで加速する形。これを3角6番手から差し切った点に価値がある。新馬戦の東京マイル1分37秒9(稍重)もA級だが、今回のレースでさらなる奥の深さも見せてくれた。

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