【チャンピオンズC】人気薄での好走3例 ベテラン勢奮起?

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 チャンピオンズCは過去10年間で4歳=3勝、5歳=4勝、6歳=3勝と、この3世代が中心となっている。ただし、ベテラン勢に出番がないわけではない。10年は11番人気アドマイヤスバルが③着に好走した。13年には6番人気ワンダーアキュートが首差の②着。17年も9番人気コパノリッキーが果敢にハナを奪い、首、首差の③着している。08年に阪神に替わり、距離を千八に短縮。それ以降、7歳が3頭も人気以上の走りで上位争いを演じている。ちなみに、東京の二千百メートルだったジャパンCダート時代では00~07年の8年間で、03年に7歳ハギノハイグレイドが7番人気で③着しただけ。

 11月4日に行われたJBCスプリントでは8歳のグレイスフルリープが4番人気でV。③着にも8歳の[地]キタサンミカヅキが5番人気で突っ込み、古豪が気を吐いた。ここもGⅠ実績がある7歳アスカノロマン、8歳インカンテーションの奮起があるかも。

7歳アスカノロマン 差しへ脚質転換が成功

 アスカノロマンは5歳時の1月に東海Sを2番手から押し切って、重賞ウイナーの仲間入り。5月にも平安Sを5馬身差で逃げ切り、2つ目のタイトルを獲得した。

 この年はGⅠの大舞台でもフェブラリーS、チャンピオンズCで③着と健闘。ダート戦線で上位陣の一頭に数えられることに。

 その後は長らく不振が続いていたが、7歳のここにきて、復調ムードが感じられる。

 4、3走前のアハルテケS、名鉄杯はともに9番人気ながら、しまいは脚を伸ばして④着。3カ月ぶりのブラジルCこそ⑫着。しかし、前走のJBCクラシックは14番人気で[9][8][8]から0秒5差⑥着に頑張った。

 佐藤厩務員に聞くと、明るい表情でこんな答えが返ってきた。

「去年あたりは前半なかなか行けなくなって。押して先行して、しまいは伸びない競馬が続いていた。それで、脚をためる形に。これが良かったね。前回もあと一歩(鼻差)で掲示板だったよ」

“先行”から“差し”への脚質転換が功を奏したわけだ。

 状態もマル印。

 先週金曜に坂路4F55秒8―12秒8。きのうも54秒9―12秒7で、元気いっぱいに駆け上がった。

「前回は休み明けをたたいて良くなっていた。反動もなく、引き続きいいよ。先週も押さえ切れない行きっぷり。ここも頑張ってほしい」

 前記した通り、中京千八では東海S①着、チャンピオンズC③着。この舞台は相性もいい。

8歳インカンテーション 毎年のように重賞勝ち

 インカンテーションは8歳でもまだまだ元気いっぱい。

 3歳夏にレパードSで重賞初制覇。4歳時は夏から秋にかけて2つのオープン特別、みやこSと3連勝を決めた。5歳時も平安Sを快勝した。

 6歳時こそ骨折での長期離脱があり、2戦で未勝利だった。しかし、7歳時にはマーチS、白山大賞典、武蔵野Sと重賞で3勝を挙げて、見事に復活をアピール。

 8歳になった今年も衰え知らず。前半戦でフェブラリーS③着、かしわ記念③着、プロキオンS②着だ。

 前走は連覇を目指して武蔵野Sに参戦。道中で内から寄られる不利もあり、[8][5][7]から0秒9差⑥着だった。

 羽月師は「本来なら南部杯の予定。でも、放牧先で疲れが抜け切らなくて。戻ってから週2本ずつやって良化していましたが、勝った去年と比べると正直、七、八分でした」と振り返る。

 もちろん、使った上積みは大きい。

 中2週でも先週木曜にはCウッド6F84秒3―38秒7、ラスト1F12秒7で併せ馬をやれたほど。続いて、きのうは坂路4F54秒3―13秒3をマークした。

「順調にきていますよ。息の入りは随分と良くなりました。走りにも軽さ、伸びが出ています」

 これまでJRAのダート重賞では歴代2位タイの5勝。新潟、京都(2勝)、中山、東京とさまざまな競馬場で雄姿を見せてきた。

 8歳の今年もV。中京で大仕事だ。

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