【阪神JF】桜花賞まで楽しみなのはシェーングランツ?

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 2歳女王に輝いたのは中内田厩舎のダノンファンタジーだった。

 GⅠ阪神ジュベナイルFは1番人気のダノンが4角16番手から直線一気の末脚を繰り出し、千六1分34秒1の好タイムで勝利。直線は2番人気クロノジェネシスとまるまる併せ馬となったが、相手が来ればまた伸びる。その繰り返しで結局、ライバルを半馬身抑えて栄冠を掴んだ。

 勝ち時計は前10年で3番目に速いもの。スタートが決まらず、これまでのような先行策ではないものの、結果を出すあたり完成度の高さがうかがえた。ディープインパクト産駒でもあり、来春のさらなる飛躍を抱かせる内容だったとも言える。

 それにしても、2歳重賞にめっぽう強いのが中内田厩舎だ。これで〈7005〉、連対率・583のハイアベレージ。昨年も2歳王者ダノンプレミアムを輩出しており、これからは“2歳戦に強い中内田厩舎”というのを覚えておいて損はないだろう。

■現時点では完成度の違い

 また、負けた組でピックアップしたいのが3番人気で④着だったシェーングランツだ。

 このレースを2年前に制した半姉ソウルスターリングと比べると、現時点での馬体の緩さは否めず、やや人気先行型。それでも、7月末の新馬戦当初から徐々に素質が開花してきた印象である。

 今回も勝ち馬と同じ後方からの競馬。相手が勝負どころからスムーズに外から上がって行けたのとは対照的なレースをせざるを得なかった。

 4番枠からの発走。最初のコーナーまでに外側へ持ち出したくても、馬がいてかなわず最内へ。直線入ってから、ようやく縫うように徐々に外へ出してからは最後までしっかりと脚を伸ばしてきた。馬体の成長が見込める来春、そして距離延長でダノンファンタジーとの逆転も十分、可能だと感じさせるものだった。

 朝日杯FSに挑戦するグランアレグリアも含め、桜花賞まで勢力図がどう変わっていくか。この世代の牝馬路線は興味が尽きないのは確かだ。

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