武田昌已
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武田昌已

月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋20年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評があり、ついた名前が「数字大王」。GⅠウイークにはデモクラTVのコメンテーター担当。

OP特別と重賞4鞍すべて制す 3歳世代の裾野の広さに注目

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 阪神ジュベナイルFの◎クロノジェネシスは②着止まりだった。

 出遅れて少し掛かるような場面があったうえに4角では大外。勝ち馬をフタしにいくかと思えたが、うまくいかず。力を出し切っての敗戦でないのが残念だ。ま、勝ったダノンファンタジーは「負けるとすれば……」と考えていた馬の中の一頭だから仕方がないだろう。

 今回のレースで、注目したのは④着までが4角10番手より後ろだったこと。朝日杯FSに回ったグランアレグリアはスッと好位につけ、2、3番手あたりから速い上がりをマークできる。もちろん、今週の結果を見てみないとはっきりしたことは言えない。ただ、あくまで“暫定チャンピオン”が決まっただけという感じがしなくもない。

 その先週は阪神JFに加えて香港競馬もあり、目まぐるしい1週間。天候もかなり変化があった。

 火曜には全国的に12月の最高気温を記録したのに、水曜からは冬型の気圧配置に。ダートは気温が低下すると大きく傾向が変わるかとも思った。しかし、時計が少しかかってきた程度で、なかなか差しが利かない傾向はそのままだった。

 その観点からすると、カペラS(写真)で直線一気を決めたコパノキッキングの勝ちっぷりは強烈。終わってから「やはり3歳馬だったか」と思った次第だが、記録を振り返ると少し疑問符がつく点も。

 まず、勝ち時計の千二1分10秒2は同日の8R古馬一千万より0秒4速いだけで、前日の準オープン・アクアラインSと同タイム。今年は1分9秒台が出ても不思議ではなかった。つまり、時計がもう少し速くなっていれば、届かなかった可能性はかなりあると思う。

 また、スタート後に行き脚がついていないのも気になる点。今後は交流重賞などで直線が短い小回りの地方競馬を使うことも増えてこよう。その時は今回のようなレースになると取りこぼしも考えなければいけないからだ。

 とはいえ、これでダートで上がり34秒台を記録すること4回。かつてのシルクフォーチュン、ブロードアピールなどを思い出させるダートの切れ者。今回の記録に多少ケチをつけたのは、先々の期待が大きいからこそでもある。

 ダートではもう1鞍、土曜のオープン特別・師走Sにも注目したい。

 中山ダート千八は3、4F目にペースがどの程度落ちるかが重要。ここで13秒台になることは決して珍しくない。そんな中、師走Sは12秒6―12秒7と13秒台にならず、その後もゴールまで12秒台のラップが続いた。“良”のダート千八で後半5F61秒2は実は相当に速く、これを楽勝したテーオーエナジーも来年がかなり楽しみ。

 それにしても先週の3歳以上のオープン特別、重賞は3歳馬が4鞍全てを制した。この世代、アーモンドアイ、ルヴァンスレーヴだけでなく、裾野の広さにも注目すべきである。

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