木津信之
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木津信之

携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

【朝日杯FS】津村気合たっぷり ドゴール初GⅠ奪取だ

公開日:

 津村はデビュー15年目の32歳。当初からあたりの柔らかさには定評があり、例年20前後の勝ち星を挙げてきた。

 勢いに乗ってきたのは2年前から。16年=32勝、17年=51勝、そして、今年は先週終了時点で50勝と自己ベスト更新が目の前の状況だ。

 これまでJRA427勝、重賞11勝と順調にキャリアを重ねてきた。しかし、GⅠのビッグタイトルにはまだ届いていない。過去最高は17年フェブラリーSのカフジテイクで③着。主戦・福永の落馬負傷によるビッグチャンスで1番人気に推されたものの、脚を余す格好で差し届かなかった。

「位置取りが思ったよりも後ろになったし、コーナーも外を回り過ぎました。自分のミスです。すいません」

 どちらかといえば、淡々としたタイプだが、あの時は落胆が手に取るように分かった。

 それから経験を積んで今度こそ。ドゴールと臨む大一番に気合十分だ。

――まずはデビュー戦を振り返ってください。
津村騎手「ゲートはゆっくりだったんですが、道中は3列目で落ち着いて走れましたね。抜け出す時の脚も速かったですよ。センスの良さを感じました」

――重賞挑戦のサウジアラビアRCは②着。
「デビュー戦と同じくゲートをあおるように出ましたね。でも、そこで押すことはせず、折り合い面を考え、じっくりと乗りました。少しハミを取るところはあったものの、すぐに落ち着いた。そのおかげでいい脚を。勝った馬は強かったけど、この馬の能力の高さも再確認できましたよ」

――先週の追い切りにまたがっています。3頭併せで併入。タイムはウッド5F68秒7―38秒0、1F13秒2でした。
「力強くなっていましたね。気が入り過ぎてカッとなるところがあるので、その点を心配していました。でも、問題ありませんでしたよ。直線ではいつでも動ける態勢。併入でしたが、手応えも終始、楽でした」

――GⅠです。期待のほどを聞かせてください。
「ゲートが不安定で立ち遅れる可能性はありますが、その分、しまいの脚はしっかりしている。そこはあまりマイナスには考えないようにしています。ゆっくり回れる阪神の外回りですしね。少し遅れるぐらいでもいいんじゃないかと(笑い)。いいものを持っているのは間違いない。うまく引き出してあげられればやれるんじゃないかと思っています」

伏兵Vがたびたび

 津村のJRA初重賞勝ちは2006年ラジオNIKKEI賞。5番人気のタマモサポートだった。サポートでは2年半後の09年京都金杯も7番人気で制している。

 他にも伏兵での活躍が多い。

 14年函館スプリントSのガルボは8番人気で単勝3590円、16年新潟大賞典のパッションダンスは10番人気で1940円。昨年の2勝も中京記念のウインガニオンが5番人気、カペラSのディオスコリダーが4番人気だった。

 初GⅠも人気薄で穴党を喜ばす!?

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