【有馬記念】前走Vでも人気薄…厳選穴馬2頭でビッグ馬券だ

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 グランプリではやはり“勢い”が肝心だ。

 過去10年間の優勝馬の前走着順を調べると、①着=4頭、②着=2頭、③着=2頭、④着=1頭、⑥着=1頭。前走V組が一番多い。連勝といかないまでも②③着キープはそれぞれ2、3頭。馬券圏内の3分の1近い9頭を占めている。

 それも、決して人気サイドばかりではない。

 15年は3連勝でアルゼンチン共和国杯を制したゴールドアクターが8番人気で内から抜け出した。②着は5番人気サウンズオブアース、③着は4番人気キタサンブラック。3連単は12万5870円のビッグ馬券に。他にも12年は金鯱賞勝ちのオーシャンブルーが10番人気で②着。10年も中日新聞杯勝ちのトゥザグローリーが14番人気で③着といった具合。

 今年のメンバーで前走Vは4頭。このうちレイデオロ、オジュウチョウサンは人気となる。配当的な妙味たっぷりなのがパフォーマプロミス、リッジマンだ。

地力強化パフォーマプロミス

 パフォーマプロミスがちょうど1年ぶりに中山に参戦する。

 昨年は有馬記念の前日に同じ二千五百の準オープン、グレイトフルSを使った。好位から力強く押し切り、5歳暮れにオープン入りを果たした。

 今年は初っパナの日経新春杯で重賞タイトルを獲得。その後は放牧を挟み、目黒記念③着、宝塚記念⑨着……。GⅠ初挑戦は厚い壁にはじき返されることに。

 夏場の放牧を経て、秋は当初予定の京都大賞典を感冒で取り消し(枠順発表前)。しかし、仕切り直しのアルゼンチン共和国杯は強かった。

 スタートを決めて中団追走。直線を向いて、周りが追い出す中、まだ手応えに余裕あり。

 ゴーサインが出るとグイグイ伸びた。最後はムイトオブリガードの追撃を振り切って、4分の3馬身差のフィニッシュだ。

 上がり3Fはメンバー中2番目に速い32秒6。ちなみに同条件の目黒記念は34秒2。展開、馬場差があるとはいえ、自身初めて33秒を切ったのだから、パワーアップは間違いない。

「前回はうまく折り合って、ためにためたにしてもラストは速かったね。まだまだ奥がありそう。ゆとりあるローテーションで、馬に余力もある」(田代助手)

 中6週と間隔は十分。放牧から戻った後はコース、坂路で入念に乗り込まれている。

 先週はC・デムーロが乗り、Cウッドでラスト1F11秒5と極上の切れ味。きのうも6F83秒2―37秒4、1F11秒8を楽々とマークした。

 春より力をつけて2度目のGⅠ。昨暮れと同じ舞台で再度、先頭ゴールインがあるかも。

素質開花リッジマン

 リッジマンの父は米国のスウェプトオーヴァーボード。産駒はレッドファルクス、パドトロワなど短距離型が多い。

 ところが、この馬は長距離型に出た。

 2歳から3歳春は短めの距離中心も、夏から中距離にシフト。そして4歳夏以降は一貫して長距離を使われている。

 二千六百で五百万、一千万を勝ち上がり。5歳の今年は格上挑戦だった万葉S(三千)、ダイヤモンドS(三千四百)でともに②着好走。ここ2戦は丹頂S(二千六百)、ステイヤーズS(三千六百)をブッコ抜いた。

 庄野師は「気性的に若い面があり、最初は短いところを。それが良くなり延ばしていきました。とにかくバテないのがいいですね。母の父がカーリアンなのは大事な部分。心臓とか強いものを持っています」と話す。

 中間もすこぶる順調。

 マラソンレースを走った後も疲れ知らず。中2週でも先週はCウッド6F84秒5―39秒0を出せたほど。きのうも4F52秒7―38秒1、1F12秒2で軽快に駆け抜けた。

「以前よりも回復が早くなりましたね。丹頂S後は無理せずにステイヤーズSへ。いい状態で臨めましたが、今度も同じくいい状態です」

 蛯名とは完全に長距離に照準を合わせた昨夏からコンビを結成した。ステイヤーズS勝ちを含めて7戦で〈3202〉。

 過去に01年マンハッタンカフェ、07年マツリダゴッホで有馬2勝。コースを熟知している大ベテランが、馬の特徴を知り尽くしているのは心強い。

 前回の開幕週から4週目。スタミナ自慢のこの馬にとって、力のいる馬場になるのは、もちろん大歓迎である。

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