3歳ブラストVにルメール②着…有馬は18年を象徴する結果に

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 池添が派手なガッツポーズを決めた。「GⅠを取れる馬だと思っていた。でも、ダービー、菊花賞では結果を出せなかった。勝てて、自分の言葉を証明できてよかった」

 勝ったのはブラストワンピース。3歳の一線級であることは確かだが、これまでGⅠ勝ちはゼロ。ダービーは不利、菊花賞は展開や距離が長かったとかいろいろあるとはいえ、初のビッグタイトルは年長のダービー、天皇賞馬レイデオロを負かしてのもの。この意味は大きい。

 というのも、この世代は皐月賞馬エポカドーロが菊花賞後に休養に入り、ダービー馬ワグネリアン、菊花賞馬フィエールマンも不在。さらにこれらの上をいく怪物牝馬アーモンドアイも出ていない。ブラストただ一頭でのエントリー。それが古馬を一蹴してしまったのだから。

 3歳世代には他にもダノンプレミアムもいる。3冠を分け合った3頭に、ブラスト、ダノン。いわば牡馬の5強ともいえる存在だ。これらが2019年、平成の次の時代を担うと思うと楽しみでならない。

 しかも、ダートのルヴァンスレーヴを加えると、この世代は史上初めて古馬相手にGⅠを4勝。交流GⅠの南部杯(これもルヴァンスレーヴ)も含めると5勝に。とてつもない数字を残した。たとえ1頭のみの参戦であっても、この世代から勝ち馬が出たことは不思議でもなんでもない。

 ②着レイデオロは1つ上の世代を牽引してきたGⅠ2勝馬。というより、この馬に関してはやはり鞍上のルメールだろう。今年、GⅠを7勝(JpnⅠのJBC競走は除く)。秋はマイルCSから騎乗機会4回連続でGⅠの1番人気馬に騎乗した。今回は②着だったが、今年の競馬の中心にいたのはこの男。ルメール抜きで語ることはできない。来年はリーディング争いはもちろんだが、アーモンドアイを含む数多くのお手馬で世界のGⅠをまたにかけるシーンがあるかもしれない。

 そのルメールがGⅠ8勝でM・デムーロが3勝、モレイラ、C・デムーロ、ビュイックが1勝ずつで、外国人ジョッキーのGⅠ勝利数は14に。秋は川田がファインニードルでスプリンターズSを制してからというもの、池添がブラストで止めるまで、ずっと外国人ジョッキーばかりが表彰台に上がった。この傾向はさらに強まることはあっても、弱めることは容易ではない。

 それら外国人ジョッキーをバックアップしているのが生産界のガリバー・ノーザンF。有馬記念ではブラスト、レイデオロだけでなく、③着シュヴァルグラン、④着ミッキーロケットまで、掲示板の上位を独占。スプリント部門こそやや弱いが、マイルから菊花賞、天皇賞・春の長距離まで、ここまで15勝。17年に初めて11勝と2ケタの大台に乗せたかと思えば、今年はその記録を自ら大幅に更新している。

 現3歳世代、ルメールを筆頭とした外国人ジョッキーにノーザンF。有馬記念はいまの競馬の傾向をそっくりそのまま反映した結果といえよう。

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