武田昌已
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武田昌已

月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋20年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評があり、ついた名前が「数字大王」。GⅠウイークにはデモクラTVのコメンテーター担当。

有馬記念だけではなかった…阪神でも3歳馬の裾野の広さが

公開日: 更新日:

 有馬記念(写真)が終わると1年間が終わったような気分になるのは、やはりまだ最後の「28日の競馬」に慣れていないからか。

 特に予想、馬券が外れた年というのは正直、抜け殻になる。

 まして、○にしたぐらいだから、勝ったブラストワンピースにも気はあった。③着のシュヴァルグランは当初、本命にすることも考えていた。だが、15番枠を引いたことにより、一気に△に下げた経緯がある。自分としては非常に悔いの残る有馬になった。

 ペースを握ったのはやはりキセキ。しかし、馬場が良くないからか、さすがにお疲れモードなのか、なかなかペースが上がらない。特に1周目のゴール板を過ぎたあたりから12秒台のラップが続く。

 後半5Fにかかると再び11秒台になったものの、ラスト2Fは12秒2―12秒9(キセキは13秒5も要した)。雨の影響で稍重になったこともあり、ジャパンCとは全く違う数字が刻まれた。

 ちなみに、JCは前半が59秒9で、後半は57秒2。5F目から7F連続で11秒台である。

 数字だけの比較なら有馬はJCより楽なペースでも、先行馬は総崩れ。2番手ミッキーロケットが④着に残ったのが最高だ。

 有馬デーにしては珍しく雨。このレースの稍重はマツリダゴッホの07年以来で、その前は02年、さらにその前となると86年。内も結構悪くなってきたことが、12番レイデオロ、15番シュヴァルグランには助けになったようにも思う。

 数字的にはさほど評価するところはないとはいえ、オジュウフィーバーも含めて、話題がいっぱいだった有馬。今年の傾向通り、3歳馬が制したことで、来年の競馬は4歳が席巻するのかも。

 3歳の裾野の広さは阪神でも見られた。

 日曜の12RギャラクシーSを逃げ切ったのも3歳馬ゴールドクイーン。

 2番人気ドンフォルティス、5番人気ハヤブサマカオーといった3歳馬が「◎ユラノトの相手になるのかな」と思っていたところ、ハナを切ってハイラップを踏むこの馬が止まらない。

 本来は千二の馬だと思うが、脚抜きのいい馬場を味方に、ユラノトの追撃を鼻差抑えてみせた。時計は千四1分21秒5のタイレコード。6F通過は1分8秒9の速さだ。

 同じ阪神千四では今秋の大阪スポーツ杯でコパノキッキングが逃げて④着に失速した時が重馬場で1分8秒6だった。のちに3連勝して重賞制覇を飾る馬ですら、こんな速い流れでは耐えられないのだ。それより0秒3遅いだけ。千四を克服した点も評価できる。

 注目は③着ナムラミラクル。前が速く、慣れない差す競馬でも崩れなかった。4番手から⑤着ショコラブランも見せ場あり。ブリンカーを着けて3戦目で行きっぷりが良く、③着ナムラとは同タイム。以前は千二専用だったが、今は千四の方が向くようにも思えた。

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