【ホープフルS】2018年の締めくくりはデムーロ兄弟の2頭で

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 オジュウチョウサンを筆頭に話題豊富だった有馬記念が終わっても、まだ中央競馬には注目レースが残っている。28日(金)に中山で行われる2歳GⅠのホープフルSだ。来春のクラシックを目指す13頭が激突する。

 暮れの2歳GⅠはここまで2つ行われた。阪神JFを制したのはクリスチャン・デムーロが手綱を取ったダノンファンタジー。そして、朝日杯FSはミルコ・デムーロ騎乗のアドマイヤマーズ。ともにデムーロ兄弟がVへエスコートした。2018年をこの2人が締めくくるか。

ミルコ力が入るサートゥルナ―リア

 最後を決めたいのがM・デムーロだ。

 今年の競馬界はルメール中心に流れた。アーモンドアイは牝馬3冠に加え、ジャパンCで古馬を一蹴。先週までJRAの年間GⅠ7勝をマークして最多タイ。勝ち星も211で、あと1で並ぶところまできている。

 対して、M・デムーロはリーディング2位の151勝、GⅠ3勝。ライバルに差をつけられてしまった。それだけに存在を大きくアピールしたいに違いない。

 12月になって、ルヴァンスレーヴのチャンピオンズC、朝日杯FSのアドマイヤマーズとGⅠで2勝。勢いもついている(もう1勝は大阪杯)。

 相棒はデビュー2連勝ともに手綱を取っているサートゥルナーリア。母はオークス馬シーザリオ、兄にジャパンC勝ちエピファネイア、朝日杯FS勝ちリオンディーズがいる超良血馬だ。

 6月のデビュー戦を1・1倍の断トツ人気に応えてV。この時も強かったが、充電期間を挟んだ萩Sはさらに強かった。

 今度も1・2倍の1番人気。レースは好位を抜群の手応えで追走した。直線を向いても他馬との手応えの差は歴然。ほとんど追うことなく、1馬身4分の3差のフィニッシュ。

 辻野助手は「控えて勝ったし、今回につながる競馬だと思います。追えばまだギアもありそうでしたね」と振り返る。

 中間はいったん放牧に出され、乗り込みは順調。先々週、先週とCウッドの併せ馬で楽々先着。月曜の最終追い切りは坂路4F52秒5―11秒9を楽々とマークした。

「先週はミルコに伸ばしてもらいました。月曜はこの馬にしては負荷がかからないもの。来年に向けて負けてほしくない気持ちは強いです」

 前記の朝日杯FSのアドマイヤマーズはM・デムーロがデビューからずっとコンビを組み、4連勝でビッグタイトルを獲得した。ここも白星街道を突っ走る。

今年もクリスチャンヴァンドギャルド

 昨年はC・デムーロが勝利の美酒を味わった。

 短期免許で10月下旬から乗り始めて、ホープフルSの前まで重賞で3勝していた。JRAでの最終日に1番人気タイムフライヤーで先頭ゴール。気分良く日本を後に。

 今年は11月にスタート。12月に中日新聞杯のギベオンで重賞制覇し、ダノンファンタジーでGⅠ勝ちを収めている。

 短期免許は今月いっぱい。ただでさえ、外国人ジョッキーが大舞台で活躍して帰国するケースは多い。

 11年はピンナがトーセンジョーダンで天皇賞・秋①着、14年はビュイックがリアルインパクトで阪神C①着、トゥザワールドで有馬記念②着といった具合だ。

 C・デムーロの2年連続にも期待が膨らむ。

 ヴァンドギャルドとはデビュー勝ちから挑戦した前走の東京スポーツ杯2歳Sで初めてコンビを組んだ。

 初戦同様に中団の後ろにつけて直線へ。内→外と進路を切り替えながらグイグイと伸びた。いったんは先頭に立ったものの、内のニシノデイジー、外のアガラスに鼻、頭差の③着だった。

「最後は先に出た分、少しフワッとしたね。でも、輸送、左回りと初めてが多い中、しっかり走ってくれた」(田代助手)

 遠征後も元気いっぱい。1週前にCウッドで3頭併せを消化し、直前は月曜が最終追い切り。坂路4F54秒5―12秒4と軽快な動きを見せた。

「本数はしっかりやってきたよ。先週はリズム良く走っていた。初戦が重馬場で前走がパンパンの馬場。どんな馬場でも対応できるのは強み」

 父のディープインパクトを受け継いで、ここ2戦の末脚は強力だった。ディープは先週まで53勝でリーデングサイアーの座は揺るがない。

 今年のメンバーで産駒はただ1頭。同じ父のダノンファンタジーのようにC・デムーロとのコンビが先頭で駆け抜ける。

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