木津信之
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携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

菱田 再ブレークの予感

公開日:

ウィンターリリー「一発あっても不思議ない」

 12年に関西でデビューした菱田は初年度に23勝を挙げると、2年目には52勝と倍増。3年目にはさらに上積みして64勝とジャンプアップした。ところが、例に漏れず、減量が取れると勝ち星も減少傾向に。

 それでも若手随一の騎乗技術でコンスタントに30勝前後をマーク。昨年は北九州記念=アレスバローズ、阪神C=ダイアナヘイローと重賞タイトルを奪取。再ブレークが近いことを感じさせた。

 そんな菱田、実は昨年10月下旬から美浦に拠点を置いて活動していた。

「年内は美浦で、来年(19年)には栗東に帰ります」と話していたのだが、なぜか今週も美浦の馬上に姿が。その理由とは――。

◇  ◇  ◇

――昨年暮れは初めて美浦に腰を据えて調教に乗っていましたね。どうしてですか。
菱田騎手「環境を変えてみたかったのと、美浦の関係者の方々との人脈もつくりたくて。それにできるだけ多くの馬に乗りたかったんです」

――栗東でも乗れるんじゃないんですか。
「栗東はハロー(馬場整備)の回数が美浦よりも少ないんですよ。ハロー明けの奇麗な馬場でやりたい厩舎がほとんどなんで、なかなか予定が合わないんです」

――美浦での追い切りはどれぐらい乗っていたんですか。
「多い時は8頭乗りました。北海道ならまだしも栗東ではちょっと難しい頭数かも(笑い)」

――なるほど。ところで昨年で美浦は引き揚げると聞いていたんですが。
「いったん正月は帰ったんですが、重賞騎乗馬の追い切りに乗らないかと声をかけてもらったのでまた来ちゃいました(笑い)」

――それがフェアリーSで手綱を取るウィンターリリーなんですね。感触はどうでしたか。
「しまいの反応を見たくて、ラスト1Fまで待っていたんですよ。そこで手綱を離したらグッと行く気を見せてくれた。体調も良さそうでしたよ」

――馬場の入り口でうるさそうな面を見せていましたが。
「速いところへ行けば全然大丈夫でしたよ。乗りやすかったです」

――重賞挑戦です。
「もう2勝しているように能力があるのは間違いないですよね。マイルももちそうなんで、自分の形でスムーズに運べれば一発あっても不思議ないと思ってますよ」

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