武田昌已
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武田昌已

月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。

金鯱賞のダノンプレミアムは「やっぱり強かった」

公開日: 更新日:

 中山記念に続き、GⅠ馬が5頭も出てきた金鯱賞(写真)。舞台となる中京は朝から雨が降り続いたが、それでも好メンバーが揃えば馬券は売れる。前年比およそ1・2倍の約64億円というのはなかなかだ。

 最近の傾向を見ていると、馬券の売り上げは天候、頭数はもちろん、メンバー全体のレベルも大きく関係している。

 例えば、前記の中山記念も昨年の約60億円が、今年は73億円超に。ハンデ戦のGⅢにしてはいい馬が揃った中山牝馬Sは36・2億↓40・6億だ。

 その一方で、最近の重賞でいえばオーシャンSは36・9億↓35・4億とほぼ横ばいなら、弥生賞は79・7億→67・4億。これは結構、参考になる。最近の馬券ファンは目が肥えているのだろう。

 さて、話を金鯱賞に戻すと、ダノンプレミアムは「やっぱり強かった」というのが正直な感想だ。

 とにかく、レースセンスが抜群。スタートしたらすぐに他馬より1馬身以上、前に出ているし、だからこそすんなり好位を取れる。

 スローで流れて、ラスト3Fから一気にスピードアップ。残り400~200メートルで11秒3を刻んだ時もグイグイと前に出て、まるでGⅠ馬が1頭しかいなかったかのような“格の違い”を見せつけた。

 マイルの速さ勝負にも対応できて、二千メートル、小回りもOK。よっぽどの道悪以外は崩れるシーンが思い浮かばない。

 1番人気エアウィンザーは、そのダノンの後ろから追う形に。それでも上がりはエアが0秒1遅いから、勝てるわけがない。GⅠ馬とは少し差があるということか。

 上のレベルとの違いを感じたのは阪神のフィリーズレビューも。今年は前走千二組が5頭(例年は3、4頭)とやや多く、もう少し流れるかと思っていた。

 それが前半5F58秒5は、千四の重賞としては平均ペース。稍重であることを差し引いても、1分22秒0の勝ち時計は強調できない。

 桜花賞で出番があるかどうかは、本番の時計が鍵を握る。舞台が外回りとなった07年以降、フィリーズ組が馬券圏内に来たのは08、12、16、17年。このうち、16年以外は1分34秒台で、33秒台になると16年③着のアットザシーサイドのみである。

 普通に考えれば今年もチューリップ賞組、クイーンC上位とブッツケのグランアレグリアの争いだろう。だが、雨が降れば、あるいは芝が掘れれば浮上するのはフィリーズ組ということを、過去の記録は証明している。

 中山では土曜7R3歳五百万、ダ千八を逃げ切ったダイシンインディーを取り上げたい。

 昨秋、同じ舞台の未勝利を1分53秒8の時計で逃げ切り圧勝。今回は稍重で同じ時計だが、初勝利があまりにも強烈だっただけに、2勝目が遅過ぎた感もある。

 どちらも中山千八で逃げ切り。ハナに行かないと力を発揮できないのだろうか。今回は5F61秒8。この時季の3歳としてはかなり速く、とりあえず展開次第で強さを発揮する馬と位置付けておきたい。

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