武田昌已
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武田昌已

月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。

グランアレグリアは想像以上に強過ぎた

公開日: 更新日:

 桜花賞は◎グランアレグリアが勝ち、②着が7番人気の△シゲルピンクダイヤ。この馬単は5700円ついた。

 だが、どこか当たった気がしない。理由は方程式が崩れたからだ。

 土曜発行の紙面で書いた通り、「1分33秒台の決着なら荒れない」と考えていた。ところが、グランアレグリアの勝ち時計は桜花賞レコードの1分32秒7。これにより、荒れないという図式に狂いが生じた。

 前半4Fが47秒7と遅かった分、後半は記録的に速い流れになり、後半4Fは11秒7―10秒8―11秒0―11秒5で45秒0。ちなみに、アーモンドアイが勝った昨年は46秒6―46秒5だから、前半が1秒1遅く、後半は1秒5も速い。

 前半が遅ければ上がりが速いのは当然だが、その分、全体時計は速くなりにくい。このペースでレースレコードが記録されたのはいかに後半が速かったか、ということ。つまり、グランアレグリアの脚力の凄さに他ならない。

 だから、最後の直線で余力がなくなったダノンファンタジーが少し甘くなった。クロノジェネシスは内からさばくのに手間取り、ビーチサンバも脚は使っているが、これらよりもラストだけに懸けたシゲルピンクダイヤに浮上の余地ができた。これが波乱の要因。

 ◎が想像より強過ぎて○▲注の②着争いに別の馬が加わったのだから、何といっていいのやら。

 さて、レースレコード決着の桜花賞はオークスにつながるか。

 記録的には素晴らしいものの、2冠目との関連性には疑問符が付く。勝ったグラン、④着ダノンとも前半は行きたがっていたし、完全にマイラー気性。シゲルは父がダイワメジャー、ビーチはクロフネでマイラー血統(ともに千八以上のGⅠ勝ち馬ゼロ)。クロノも母の父がクロフネだが、父は凱旋門賞馬バゴだから、OKなのはこの馬だけかも。今年の桜花賞組は、多くの馬がNHKマイルCに進んでくれれば面白いのだが……。

 オークスでの注目は同日の阪神二千メートル、忘れな草賞を制したラヴズオンリーユーか。スタートで寄られても意に介さず、直線は余裕を持って②着に3馬身差。2分0秒6の時計も水準以上のレベルだ。

 さて、中山は数字的に特に取り上げたいレースがない。ただし、芝に関していえばはっきりとした特徴がある。

 それは「内枠有利」だ。これは小回りの高速馬場だと、どうしてもこうなりがちだから仕方がないとはいえ、普段以上に枠順の差は大きいと考えておくべき。Bコースになってからのここ2週で芝は18鞍。1~6番の馬で14勝もしている。

 外めの枠を引いた馬で買えるのはスタート上手で、ハナか、もしくは2、3番手あたりに行ける馬だけ。最終週も天候の悪化による馬場傾向の変化がなければ、外枠は買いづらい。皐月賞でも能力比較はもちろん、枠順は非常に大きなポイントになる。

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