武田昌已
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武田昌已

月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。

【皐月賞】ダノンキングリー不動◎

公開日: 更新日:

1冠目Vに必要な要素 千八の重賞連対、1分46、47秒台の時計

 サートゥルナーリアに本命を打たなかった理由は主に2つ。それは休み明けではない。

 それよりも重く見ているのが、3戦とも前半が超スローで、前2戦の萩S、ホープフルSの出走馬から、のちに勝った馬がゼロという点だ。確かに勝ちっぷりは毎回、衝撃的だが、数字面でのインパクトには乏しい。

 本命はもう一頭の無敗馬ダノンキングリー。

 かつて、競馬の格言として「皐月賞は最も速い馬が勝つ」と言われたもの。だが、実際は近年こそ、最も大事なのは高速決着への対応力。13~17年は二千メートル1分57秒8~1分59秒6で決着している(稍重だった12、18年は2分超え)。

 では、13~17年の勝ち馬の共通点は「千八の重賞で連対し、1分46秒台、もしくは47秒台の持ち時計がある」。

 この条件に引っ掛かるのがサートゥルナーリアで、逆に満たしているのが内からアドマイヤマーズ、ファンタジスト、ダノンキングリー、ランスオブプラーナ、ニシノデイジーである。

共同通信杯が示したGⅠ級の脚力

 印上位は共同通信杯①②着馬で。中でもダノンはここ2戦が秀逸だ。

 ひいらぎ賞は中山千六でかなり不利な15番枠から外を回って3馬身半も突き抜けた。1分33秒7のタイムも非常に速い。

 それ以上に凄い記録が共同通信杯。後半5Fが12秒0―12秒0―11秒2―11秒0―11秒1で、なんと「57秒3」。この数字は3歳3月までの芝千八、二千で史上最速である。

 では、2番目はというと、一昨年の7月に中京二千の新馬戦で記録された57秒7。勝ち馬は翌年のダービー馬ワグネリアンだ。57秒8は04年12月に阪神二千の新馬戦。勝ち馬は説明不要のディープインパクト。共同通信杯の後半がいかに優秀だったか、この比較だけで十分に説明がつくだろう。

 後半の速さは、脚が長続きすること、心肺能力の高さの証明。自身は57秒を切るか切らないかの脚を使い、上がり3F32秒9で楽々とアドマイヤマーズをとらえたダノンキングリーこそ頂点にふさわしい。

 もちろん、対抗はそのアドマイヤ。サートゥルナーリアは▲まで。若駒Sの二千2分0秒7が優秀なヴェロックスを4番手とした。

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