武田昌已
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武田昌已

月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。

皐月賞は近年最強の2015年のレースに酷似

公開日: 更新日:

 皐月賞(写真)は◎ダノンキングリーがヴェロックスに鼻差及ばずの③着。「せめて馬単だけでも……」の思いは届かなかった。レース後にすぐ審議のランプがつき、確定までに時間を要し、後味は多少悪かったかもしれない。

 ただ、記録的には凄いレースだった。

 前半が59秒1とまあまあ速く、かといって後半も59秒0と遅くない。いや、かなり速い。

 ちなみに、皐月賞の中で前半5F59秒1は史上5位タイ、後半は3位タイだから、価値のある数字といえる。

 さらに言うと、今年の前後半の時計は、ドゥラメンテの15年に似ている。この年は前半59秒2、後半59秒0、時計は1分58秒2。今年より前半が0秒1遅いだけだ。

 特に後半に至っては、ラスト2Fが今年は11秒6―11秒4と加速。15年は11秒4―11秒6と減速したが、それ以外は全く同じ。ここまで酷似しているのは珍しい。

 では、15年の皐月賞は――とあらためて振り返ると、勝ち馬はダービーも制し、②着リアルスティールは翌年にドバイターフに勝利。③着はあのキタサンブラックだ。⑤着クラリティスカイはNHKマイルCを勝ち、⑥着サトノクラウンも香港ヴァーズ、宝塚記念を制覇。後々、これだけのGⅠ馬が出たのだ。

 となると、今年も大きな期待がかかる。勝ち馬サートゥルナーリアのこの先はもちろん、②③着のヴェロックス、ダノンキングリーもGⅠ馬になる確率はかなり高いのではないか。

 その皐月賞の後に行われた準オープンの春興Sは、イレイションが3角先頭で押し切り勝ち。②着も好位のインにいたトロワゼトワルで1枠2頭の決着となった。

 それもそのはず、前半3F36秒1、5F通過59秒6はかなりのスロー。しかも、ラスト1Fは11秒1である。これでは後ろの馬が届くわけない。

 だが、注目すべき脚を使っていた馬はいる。まず、③着のキロハナは内めを通ったとはいえ、残り1Fの時点でまだ前と4、5馬身はあった。10秒台前半の脚で猛追している。

 配当的には⑤着ロライマか。今回は1月以来、3カ月ぶり。10番枠で4コーナーでは5、6頭分の外を回り、ラストは差を詰めていた。準オープンで②③着が3回ずつあり、本来は今回10番人気だったのが不思議なほどの実績馬。次は圏内だ。

 ダートで驚いたのは、土曜12R利根川特別で1秒7もの大差勝ちを演じたレピアーウィット。2レース前の下総Sとはペースがかなり違うが、とはいっても0秒3上回る千八1分51秒5の時計はなかなかだ。

 前走は中京の千四で全く走る気を見せず(3角手前でムチ)⑯着大敗。2Fの延長によりマイペースで走れたとはいえ、ここまで変わるものか。それともM・デムーロやムーア、ルメールより、石川が合っていたのか。これが競馬の難しさだ。

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