【フローラS】収穫あり差して勝ったウィクトーリア

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桜花賞馬が抜けた今年は別路線組対決か

 東京で行われたオークストライアルのGⅡフローラSは3番人気ウィクトーリアの快勝だった。

 これまでの2勝は逃げてのもの。だが、スタートが決まらず、道中は12番手追走。本来とは違う戦法ながら直線は圧巻のはじけ方だ。

 馬群がバラけて追い始めたのは残り300メートルあたりから。ラスト1Fではまだ先頭と4馬身あった差をゴールまでに一気に詰めた。使った上がり3F33秒2は推定で11秒5―11秒0―10秒7と尻上がりに加速する極上の切れ味。もちろん、勝ち時計の二千1分59秒5もこのレースの歴代最速タイである。これまでと違うスタイルで勝っただけに、次のオークスでも面白い存在といえそう。

長距離の血②着シャドウディーヴァ

 また、鼻差②着だったシャドウディーヴァも同じことが言える。逃げ馬の真後ろからラチ沿いの進路を確保したのは最後の1Fすぎ。そこから鋭く抜け出しにかかり、負けはしたものの、今回の上がり3F33秒5を含め、東京では5戦連続して33秒台の末脚を連発。ハーツクライ産駒でもあり、距離延長でさらなる魅力を感じる一頭だ。

 今週のトライアル・スイートピーSを残すものの、今年のオークスの勢力図も分かってきた。

 桜花賞組では圧勝を飾ったグランアレグリアがNHKマイルCへ進み、2馬身半差以上も離された②着以下のシゲルピンクダイヤ、クロノジェネシス、ダノンファンタジー、ビーチサンバらが樫の女王を目指すが、やや小粒感は否めない。というのも、好タイムでフラワーCを制したコントラチェック、忘れな草賞馬ラヴズオンリーユーなどの別路線組が骨っぽいからだ。さらに今回の①②着馬が加われば混戦模様は必至である。

 今年に入ってからすべて勝ち馬が異なる3歳牝馬重賞。果たして、どの馬が樫の女王に輝くか、今から楽しみである。

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