【天皇賞・春】エタリオウ「史上最強の1勝馬」返上へ 4歳がターニングポイント

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 一日でも早く異名を返上へ。エタリオウ陣営はそう考えているのでは。

 もちろん、その異名とは「史上最強の1勝馬」。これまで先頭ゴールインは2戦目の未勝利戦のみで、以降の8戦でダービー④着を除き、全て②着という超個性派だ。

 GⅡ青葉賞②着で賞金を加算してオープン馬になると、神戸新聞杯、日経賞といったGⅡはおろか、菊花賞でもフィエールマンの鼻差②着。能力的にはいつGⅠを勝ってもおかしくはない。

 過去にも「最強の1勝馬」たちがいた。

 平成初期ならロイスアンドロイスが有名か。②着5回、③着2回のあと8戦目で未勝利勝ち。そこからラジオたんぱ賞(当時)で③着、セントライト記念で②着。3歳時は2勝目に手間取り、そう呼ばれるように。

 4歳春のむらさき賞でついに2勝目をゲット。秋には天皇賞、ジャパンCで③着したが、タイトルには手が届かず、この頃には「最強の重賞未勝利馬」といわれた。

 中期ではシックスセンス。2戦目の未勝利を勝った後、オープン、重賞に挑戦し続け、京成杯②着で賞金を上積み。皐月賞ではディープインパクトの②着だった。

 ダービーでも③着し、菊花賞は④着。海外遠征した香港ヴァーズでも②着と常に善戦マン。4歳初戦の京都記念で差し切りを決め、悲願の2勝目を手にしたものの、その後、屈腱炎を発症して引退している。

 09年のGⅠ2勝馬ローレルゲレイロも一時期、そうだった。

 新馬勝ちの後、3歳春までに重賞②着が5回。そのうち2回は朝日杯FS、NHKマイルCのGⅠである。待ちに待った2勝目は4歳初戦の東京新聞杯だ。

 さらに、タケミカヅチも新馬勝ちの後、3戦目のデイリー杯2歳Sで②着。共同通信杯②着、弥生賞③着、皐月賞②着とクラシック路線で好走していたが、その反動か一時は低迷。4歳春に再び上昇し、ダービー卿CTで2勝目を掴んだ。

 ちなみに、この時の単勝配当は1番人気ながら670円。これまでの平成全レースにおける、1番人気の最高配当だ。やはり、なかなか勝たない馬の単勝は買いにくいということか。

 だが、これらに共通しているのは4歳時に、ありがたくない称号を返上していること。となれば、エタリオウもそろそろ――。

 父は晩成型の多いステイゴールド。オルフェーヴルのような3冠馬も出しているとはいえ、ナカヤマフェスタ、フェノーメノは古馬になってブレークした。8歳になってますます盛んなオジュウチョウサンもそう。

 エタリオウ待望の2勝目は平成最後のGⅠで。ついに殻を破るシーンは十分にある。

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