武田昌已
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武田昌已

月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。

【ヴィクトリアM】アエロリットのハイラップは必ず次に生きる

公開日: 更新日:

 昭和の終わりに、ビールのCMに使われてヒットした三好鉄生の「すごい男の唄」。歌詞の中に「凄い男がいたもんだ」というフレーズが繰り返される。

 それを思い出したのは言うまでもなく、オーストラリアから短期免許で来ているレーンの大活躍だ。わずか3週間で重賞3勝を含む13勝。あっという間にGⅠ制覇も果たした。

 ヴィクトリアM(写真)でレーン騎乗のノームコアは無印。速い流れの競馬の経験に乏しく、「いくらレーンでも」と思っていた。それが、いとも簡単に(そう見えるだけだが)流れに乗せて、ラッキーライラックの後ろから外に持ち出して抜けてくる勝負勘、ペースの読みはさすが。

 ステッキワークも鮮やかで、ムダな動きがない。凄いジョッキーが来たもんだ――。

 そのヴィクトリアMは速い流れになるだろうという予測はしていた。アエロリットのハナも想定の範囲内。とはいえ、まさか前半3Fを33秒7で行き、5F56秒1、千二1分7秒3、千四1分18秒8。

 前日にタワーオブロンドンが京王杯SCでマークした千四のレコードよりも速い。

 これが千六1分30秒5という驚愕のレコードの要因だが、横山典ほどのジョッキーがこれほど速いペースで引っ張ったのは、レース後の菊沢師のコメントにヒントがあったように思う。「きょうの競馬はこの馬にいい刺激になったのでは」という部分だ。

 今回は海外帰り。1週前の動きは重く見え、満点の仕上がりとはいかなかったのだろう。そこで次を見据えての闘魂注入ではなかったか。

 ラストはかなり甘くなったように見えたのに、1F12秒1と大バテしてはいない。これで疲れがドバッと出てしまうようでは困るものの、そうでないなら、この競馬は絶対に生きるはず。安田記念を使うならアーモンドアイ、ダノンプレミアムを差し置いて本命にすることも考えている。

 さて、芝の時計にばかり目がいくが、実はダートの走りやすさも相当。全体的に流れが落ち着いているから、時計面には表れない。それでも日曜最終のBSイレブン賞では、勝ったイーグルバローズが上がり34秒6をマークしている。

 日曜の3歳馬によるオープン特別、青竜Sは千六1分36秒6。これを前半3F、中盤2F、後半3Fと分解すると、35秒5―25秒1―36秒0となる。前日の古馬五百万が36秒4―25秒0―36秒7で、中盤こそ0秒1劣る。しかし、前半、後半とも明らかに古馬五百万より速い。

 勝ったデュープロセスは4戦連続で千四の後の1F延長。それも全く問題はなかった。

 ②着に敗れて4連勝はならなかったデアフルーグは、最内枠とあって直線も内から脚を伸ばす競馬に。これまでと違うスタイルでもタイム差なしだったことは、収穫大だと思う。

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