【日本ダービー】無敗の皐月賞馬サートゥルナーリアに立ちはだかる厚い壁

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 いよいよ競馬の祭典だ。18頭が大舞台に駒を進めてくる。令和最初のダービー馬にはいったいどの馬が輝くだろうか。まずは何といっても無敗の皐月賞馬から。快挙達成の大きな鍵となるのはこれ。

 今年のダービーで1番人気確実のサートゥルナーリア。やはりルメールからレーンへの乗り替わりが一番のポイントだ。

 もちろん、レーンの腕はいい。先日もヴィクトリアマイルを制したばかり。しかし、ダービーは「乗り替わりの馬は勝てない」という大きなジンクスが立ちはだかる。

 平成では一度もなく、前回の乗り替わりVは85年(昭和60年)のシリウスシンボリ。これは岡部幸雄→加藤和宏(現調教師)のスイッチだが、もともと前走以外は加藤が騎乗しており、お手馬が戻ってきただけ。

 サートゥルナーリアのようにテン乗りとなると54年(昭和29年)のゴールデンウエーブ=岩下密政まで遡る。もう65年も前のことだ。

 ちなみに、日本中央競馬会(JRA)の設立がこの年の秋。つまり、これは国営競馬時代の出来事になる。

 次に短期免許で来日している外国人ジョッキーのダービー成績はこう。

 過去に1勝。03年に当時24歳だったM・デムーロがネオユニヴァースで飾った。とはいえ、ミルコとネオのコンビはスプリングS、皐月賞に続いて3戦目だった。

 M・デムーロ以外ではデザーモとウィリアムズが短期免許でダービーに騎乗数が多い。

 ウィリアムズは10年から5年連続の参戦で、12年トーセンホマレボシの③着が最高。13年は横山典からスイッチしたコディーノで4番人気に支持されたが⑨着だった。

 デザーモは00年代前半に何度も来日し、オークスは01年にレディパステルで制した。しかし、ダービーは④③⑤⑨着。

 また、11年には皐月賞④着のデボネアがオーナーのシェイク・モハメド殿下の希望で当時の“ゴドルフィン”の主戦・デットーリを送り込んだが3番人気で⑫着……。

 13年は皐月賞馬ロゴタイプがM・デムーロからC・デムーロの兄弟リレーで臨んだ。結果は2番人気で⑤着だ。

 腕があって経験豊富な外国人ジョッキーであっても、ネオユニヴァースのような“お手馬”でない限り、勝利には至っていない。

 レーンは地元オーストラリアでは17年にジョンスノーでオーストラリアンダービーを制覇。1861年に始まった歴史のあるレースにその名を刻んでいる。

 日本でも鮮やかに決めて、ジンクスを平成とともに終わらせるか。それとも65年も破られていない分厚い壁にはね返されてしまうのか。

 果たして――。

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