【日本ダービー】逆転戴冠狙うヴェロックス 余力残しで1F11秒6

公開日:2019年5月22日 17:00 更新日:2019年5月23日 10:53

 皐月賞で②着のあとは短期放牧には出さずに在厩での調整。激闘のダメージもなく、順調に過ごしてきた。

 5月に入って徐々にピッチを上げていき、12日にCウッドで6Fから時計を出した。

 そして先週は16日に併走追いで6F78秒6、1F11秒4の猛時計。しっかり負荷をかけて併走相手に4馬身の先着と素晴らしい動きを見せた。

 さらに19日の日曜にもラスト1F12秒0。逆転に向けて攻めに攻め込んできた。

 陣営とすれば「もうやることはやってきた」ということか。本番前は余力を残した内容。今週はライバルであるサートゥルナーリアの直後にCウッドへ姿を見せて、6Fから行き出した。

 馬任せでも前進気勢があって実に気分よさそうな走りで6F82秒8―38秒4。ラスト1Fは余裕しゃくしゃくの走りながら11秒6といい瞬発力だった。

 まだ頼りない面があった前回時と違って体質が強化された印象。陣営の思い通りに仕上がったとみていい。

○…川田は「皐月賞からダービーに向けてしっかりと成長している。それを感じながらの追い切りでした」と手応えを伝えた。「若駒Sの時に“少しやれるな”という瞬間があった。そして無事にたどりつくことができました。皐月賞馬は前哨戦を使ってないし、さらにいい状態でくるのは間違いないでしょう。すごく強い相手にチャレンジ。全力で仕上げていくダービーで、いい結果を」

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間