【安田記念】アーモンドアイが豪快に4馬身ぶっ千切り

公開日:2019年5月29日 16:00 更新日:2019年5月29日 16:00

 ドバイで世界制覇を遂げてから中8週。4月2日に帰国し、着地検疫を経てから福島県のノーザンファーム天栄に戻ったのが8日。大きなダメージもなく、5月5日に安田記念挑戦を正式発表した。

 美浦には10日に帰厩。ここまでウッドで長短5本の時計を出して、順調さをアピールしている。

 けさは雨の影響であいにくの馬場となったが、惚れ惚れする動きを見せた。先週に続きルメールが駆けつけて、ウッドで3勝クラス2頭を相手の併せ馬。馬場の入りから柔らかく、バネのあるフットワーク。道中も力むことなく、終始、リラックスした走りだ。

 さらに、直線に入ってギアが上がってからが圧巻。軽く促されると即座に反応し、ゴールへと真一文字に突き抜けた。併走馬をラスト150メートルほどで一気に4馬身突き放してラスト1F12秒0!

 重心の低くブレのない走りはまさに“5冠馬”のもの。全体時計は6F82秒7―37秒9だった。

国枝師仕上げに自信たっぷり「東京で、日本でその走りを見てもらいたい」

 先週の時点では馬体の物足りなさはあったものの、少しずつ膨らみ、この動きなら遠征帰りの心配は皆無。6冠取りに向けて視界良好と言える。

「ご覧の通り、スムーズな反応を見せて、申し分ない動きだった」と笑みを見せたのは国枝師。

「いつもと全く変わっていない。これまで通りのアーモンドアイ。落ち着きが出て、精神面の成長も感じる。メンバーレベルは上がるし、スピードがある馬もいるから油断はならないけど、東京で、日本で、その走りを見てもらいたい」と締めくくった。

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