【エプソムC】プロディガルサンの脚力と迫力は間違いなく重賞レベル

公開日:2019年6月5日 17:00 更新日:2019年6月5日 17:00

まだ気を抜く面が残るが

 2週前の坂路追いでは尻上がりのラップを刻む理想的な追い切りを消化して、元気さをアピール。だが、1週前は4F50秒7の一番時計を出したものの、12秒5―11秒9―12秒4―13秒9と最後、時計を要してしまった。

 今年に入ってから、ゴールまで気持ちを切らさないように坂路中心にやってきたが、気難しさは相変わらずだ。

 けさは久しぶりにウッドで、パシュファイアーを着けての追い切り。レーンが騎乗して6F84秒0―37秒9。この日は6↓5Fで掛かり気味になったが、すぐに落ち着きを取り戻し、1Fは12秒9。先行馬と1馬身あった差をグンと加速して、一気に詰めてかわす迫力ある動きを見せた。

“どこまで突き抜けるか”と思ったところでまたしてもフワッと気を抜くような気性面の難しさはあるものの、それでも動き、馬体の張りはA評価。能力は間違いなく重賞レベルだ。

○…「動きは迫力あったよな。所々で気難しさを出していたけど。競馬でもいつも最後は遠慮するんだよ」と苦笑いをした国枝師。それでも「いつもいい手応えで勝てる感じで来る馬だから、うまく立ち回ってさえくれれば」と期待を抱いていた。

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