【マーメイドS】ハンデ51kg サラスの勝利は1週早い父の日プレゼントに

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 阪神で行われた牝馬重賞のGⅢマーメイドSはハンデ重賞らしく、“恵量”を生かした形。①着サラス、②着レッドランディーニと51キロ同士のワン・ツー決着だった。

「前へ行く競馬も試していましたが、難しいところがあって。しまいを生かす競馬をと思っていました」

 レース後にそう話したのは松若。3歳時の五百万勝ちから手綱を取り始めて、そこから前走まで8戦中7戦にまたがり、特徴をしっかり把握していたか。道中は後方待機で、勝負どころからは外を回し、うまくエンジンを吹かしつつ直線へ。

 そして最後は先に抜け出していたレッドランディーニを猛追。鼻だけかわしたところがゴールだった。計ったような差し切りはまさに人馬一体でもあった。

 これで重賞初制覇となったサラス。父オルフェーヴルにもこれはうれしい勝利になったか。思えばオルフェは初年度産駒の現4歳世代こそ、ラッキーライラックやエポカドーロといきなりGⅠ馬を出したものの、その後はパッとせず。上の世代との混合戦ではここまでオープン勝ちどころか、準オープン勝ちが1頭いただけ。成長力に疑問がついて、評価も下がり気味だったのだ。

 種付け頭数は激減し、種付け料も当初の600万から今年は400万にダウン。競走馬、種牡馬ともに同期のロードカナロアが、500万から今年は1500万と3倍増になっているのとは比べるまでもない。

 それが遅まきながら、ようやくオルフェ産駒の混合重賞初制覇。「これからもっと成長できる」とは松若で、今後さらに活躍を見せれば父の評判も見直されよう。

 今週の日曜は父の日。オルフェにとってはひと足早いプレゼントになったかも。

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