JRAに大激震 土日で156頭が競走除外に

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 JRAに大激震が走った。なんと、美浦、栗東の両トレセンで厩舎に向けて販売されていた飼料添加物(商品名「グリーンカル」)の一部に禁止薬物である「テオブロミン」が含まれていることが判明したのだ。

 そのため、今週の出走予定馬のうち、同飼料添加物が販売された厩舎の馬について、薬物の影響下にある可能性が否定できないことから、それらを除外したうえで、開催することになった。

 競走除外の対象となったのは美浦6厩舎、栗東21厩舎。土日の合計は156頭にもなる。

 函館スプリントSでは人気が予想されたダノンスマッシュ、リナーテのほかにもシュウジ、ライトオンキュー、トウショウピスト、タマモブリリアンと大挙6頭が除外。たったの7頭立てに。

 ユニコーンSもサトノギャロス、ロードグラディオと2頭。

 ちなみに、テオブロミンとは興奮作用や気管支拡張作用、強心作用、利尿作用などを持ち、チョコレートやココアなどに含まれる。当該厩舎の次週出走予定馬については15、16日の間に血液検査を行う。

 さて、問題はどうしてこんな問題が起きてしまったのか、だ。

 スポーツ選手がそうであるように、競走馬もアスリート。カイバに混ぜたりしていろんなサプリメントを摂取する。特に疲労回復に役立つからである。

 このサプリメントはヨード卵光で有名な日本農産から発売されている。その中で18年の後期に生産されている分にテオブロミンが混入していることが判明。もともとこのサプリは20年ほど前から使われていたが、18年後期分のロットが理化学検査を受けないまま流通。金曜午後に問題があることが判明したのだ。

 つまり、すでにこのサプリを使っている馬が、先週までに何頭も走っている。今のところ、禁止薬物検出の話は伝わってはいないが……。

 もちろん、今週の競馬を使えなくなった厩舎関係者にとっては寝耳に水の出来事。来週にGⅠ宝塚記念を控える中、降って沸いた大事件はしばらく尾を引きそうだ。

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