武田昌已
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武田昌已

月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。

【武田の日曜競馬コラム・宝塚記念】

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 木曜発行の紙面にもあった通り、2010年以降のこのレースは牝馬がよく馬券になっている。

 出走したのは延べ19頭。

 勝ったのは16年マリアライトだけだが、15年デニムアンドルビー②着、ショウナンパンドラ③着あたりからは、牡馬相手にGⅠタイトルがない馬でも、好走するようになった。12、18年以外は必ず馬券圏内に来ていて、通算では〈13411〉、③着内率・421の高さである。

 そして、宝塚記念のもうひとつ大事なポイントが8枠好走の傾向だ。

 10年以降では同年ナカヤマフェスタ、13、14年ゴールドシップ、15年ラブリーデイ、16年マリアライト、17年サトノクラウンと6勝。梅雨時のため、パンパン馬場で行われることは非常にまれ。どうしても芝の状態が悪化しやすく、傷みが目立つ内を通るとしまいの伸びに影響する。

 つまり、牝馬が8枠を引けば最高――。実際、16年のマリアライトも16番枠だった。

 となれば、今年の本命は当然“紅一点”リスグラシューとなる。

 もちろん、単に牝馬が有利な枠を引いただけでなく、実力も上位。

 昨秋のエ女王杯勝ちは牝馬限定戦。その後は果敢に牡馬に挑戦し、しかも、そのうち2戦は香港遠征で、香港ヴァーズ②着、金鯱賞でダノンプレミアムの②着、クイーンエリザベスⅡ世Cで③着と常に善戦してきた。

 ちなみに海外GⅠで連対は今年のメンバーでこの馬だけ。実績最上位といっても過言ではない。

 中でも前走のQEⅡ世Cは高レベルレースだ。日本とは違い、二千メートルで2分を切るのが珍しい香港シャティン競馬場。それまでのレコードは1分59秒30だった。

 ところが、今年はウインブライトが一気に0秒5も塗り替える1分58秒81で勝利。現地ではスーパーレコードともいわれた。しかも、ウインはロスなく内をピッタリと回ったが、リスグラシューと②着エグザルタントは少し外めを回る形。それを思えば、非常に価値のある③着といえる。

 今回はGⅠ勝ちと同じ距離。右回りでは〈2441〉、そのうち阪神芝は〈1230〉。13頭立て以下なら〈0230〉で、外国人騎手だと〈1310〉。稍重、重は4回走ってオール②着という晴雨兼用タイプでもある。牡馬の陰に隠れているものの、実は死角らしい死角はひとつもない。

 馬券は紅一点のこの馬から勝負する。

 本線はキセキだが、東京での昨秋の3戦に比べて、右回りはどこか物足りない印象も。レイデオロ、エタリオウともども揃って内枠を引いた。

 馬券の妙味は外め。復調ムードのクリンチャーや、昨年③着ノーブルマーズ、大阪杯勝ちがピンク帽だったスワーヴリチャードなど、あまり強弱をつけず、手広く買う。

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