31年ぶりの函館滞在 武豊が語った意気込み

公開日:2019年7月4日 17:00 更新日:2019年7月4日 17:00

 今週から2回函館開催がスタート。それに合わせて、“レジェンド”武豊がデビュー2年目以来となる31年ぶりの函館滞在を敢行する。水曜から競馬場に姿を現して調教で汗を流した。例年は中京、小倉を中心に騎乗していたが、今年は最終週まで腰を据えて競馬に臨む。その心境をじっくり聞いてみた。

 ――31年前の函館はどんな印象が残っていますか。

武豊騎手「函館記念だね。勝ったのはサッカーボーイ。知ってる? そのレジェンドホース相手にマイネルグラウベンでシンガリ負けしたのを覚えてるよ(苦笑い)」

 ――超久々の函館はどうでしょう。

「すごいアウェー感だね。(騎手の控室で)どこの席に座っていいか、オドオドしちゃったよ。毎年来てる騎手から雰囲気出てるし(笑い)。今年滞在する一番の理由は去年の中京が暑過ぎたから。それにクリストフ(ルメール)も楽しそうだったし(笑い)。ま、それは冗談だとしても、普段調教をつけたことない関東の厩舎に乗ったりできるのもいいよね。それにしてもウッドはすごい狭いね」

 ――函館のコースで好きな設定は。

「ダートの千七だね。自分なりに何がいい、ってのを分かってるつもりだから」

 ――滞在ですが、日曜はプロキオンSのマテラスカイのために中京へ。

「昨年はレコードで勝ったように条件が合えばメチャメチャ強い。乾いたダートは得意じゃないので、梅雨時がいい。それに左回りもね。だから、(時計の速かった)ドバイでも頑張れたでしょ。秋にアメリカ遠征(BCスプリント)を予定してるので、勝って行きたいね」

 ――それでは函館滞在の意気込みを。

「競馬は5日間の参加になるけど、すごく楽しみにしていたんだよ。自分のルーツが函館だから。先祖が鹿児島から開拓使として渡ったんだ。だから親戚も多いんだよね。それもあって余計にいいところを見せたいと思ってるよ」

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